今日から3日間Itama 2014-2015年度の開講受付が始まった。
6月の時点で,既に内部での受付更新は済んでおり,それを合わせるとすでに100人以上の受講希望者がいることになる。
普通の学校と違って私たちの目指すところは,地域の外国人女性のためのイタリア語学校であるということ。特に, 未就園児を抱え,学校に行けない人たちのために開講したのだが,何をどういっても,受け入れ側の物理的限界があるというのがネック。場所,スタッフ,そして無償であるがために多少のお金もないとできない。
内部スタッフにミラノ市のロム(ジプシー)対策のメンバーがおり,受講希望者を送るが,一応念のため,備品に注意するようにと朝に連絡が入った。
昨年,受講受付では,子連れで来る人も多いので,待合室におもちゃを準備していたが,ちょっと小ぎれいなおもちゃや本は持ち帰られてしまった。今年は,こちらも知恵がついたので,それなりのものを準備。
人を疑うのは気分が悪い。
何れにしても,開講までに,受講者希望者のレベルを比較し,下のレベル(それこそアルファベットから!)から人数分けしていかないと行けない。基本的に,学校では一クラスの生徒数は25-27人がマックス。それ以上を一緒に教えるのは無理ということ。使える教室が6つ。基本的には5つのレベルにわけるのが理想だが,毎年受付後ふたを開けてみないとわからないというのが現状だ。スパッツィオビンビにしても同様。月齢と兄弟の有無やら,兄弟がその校舎のある小学校および関連幼稚園にいる場合は優先されるので,クラス分けから,子供の受け入れ状況も最後の最後までめっちゃくちゃ。それでいて,スタッフも内野,外野メンバーというのがおり,外野に限って,決断状況を批判する。開講までは,その批判に耐え,厳しい判断に心を揺るがさなければならない。
また,スタッフ間,特に乳幼児をいるスタッフの意識を高める自己啓発研修がこの金曜日に催される。午前中の受付を終え,午後から研修会。
今朝,数人のメンバーとお茶を飲んでいる際,メンバーの一人から乳がんの告白された。先週検査をし,悪性だと言われたそうだ.
受け入れ側の小学校は今年の新入生は12名で,(小学校自体を)閉校にすると,始業の日にニュースで騒いでいたが,今更言われても困るでしょう?子供もそうだが,大人もイタリア語習得を必要としているのだ。本来なら私だってもっと勉強しなきゃまずいでしょ???と思いつつ,誰もメンバーから外してくれない。爆 私たちが出来ることは,無理はしない。でも細々とでも存続させること,だろうか。
元生徒たちも,数人ボランティアで来てくれた。感謝!
http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11923101970.html
