昨日無事にミラノに戻った。
ミラノは肌寒い。
アパートの敷地内でスプリングクラーの水の当たる場所に家の花や野菜をおいて行ったら、大きくなってる！朝顔は中庭の紫陽花に絡みつき移動させられなくなった。また鉢から根が外に伸びて地面に直接はびこってしまったシソ。自然の脅威。
ゼラニウムは葉が青々とし、花満開の鉢もあった。「さあ、家に帰るよ～」プランターを持ち上げた途端に阿鼻叫喚。なんと、プランターの裏はナメクジがいっぱい！！ギヤあ～っ大騒ぎ。割り箸で落としたが、ある鉢にどでかいカタツムリあり。再び、ギヤあ～～っ。誰か来て～叫んだが、皆知らんぷり。割り箸で落とすようにしてもベッタリ離れない。Oh mio Dio!
Oh mio Dio!
親指と人差し指で👌するより大きかった！と言うと、夫がそれはエスカルゴだ、という。なんでこんな処にエスカルゴがいるのよ！！ちなみに、エスカルゴの正式名はリンゴマイマイ。繁殖力が低くアフリカマイマイが代用されるという。どれなのよお？
ところで以前、友人一家とブルゴーニュへ旅行した際、夫がいい匂いがする(もちろん冗談だが)と言って行き当たりばったり小さな街で食事をすることになった。そこのスペシャリティはエスカルゴと蛙料理。ゲテモノ大好きの夫と好奇心の強い友人妻は蛙を食したが、食には保守的な私と友人夫はげっそり。そういえば、メルカートにエスカルゴ専門のお店があり、ゴミ箱のような大きなバケツにエスカルゴがねっとりベッタリくっついているのを思い出した。鳥の鶏冠や羊の顔も見た途端に倒れそうだが、エスカルゴもだめ。小学生の頃、シジミの生態を勉強したら食べられなくなったくらい。
話は基、結局マイマイカタツムリは見て見ない振り。
雨も 風も 吹かぬに
出ざ 釜 打ち割ろう
でんでん むっしーむっし でんでん むっしむしー！！
あ～野村萬斎の声が聞こえて来そうだ。
この後、更に地獄の沙汰も金次第、いや阿鼻叫喚第2段が続くとは思いもしなかった・・・。続く