荷造り | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

本滞在も残すところあと1日となった。
あっという間だったな・・

昨年はタイエアーで来て、全体で100キロまで持ち込めたたけれど,今年は、アリタリア、23キロx4人、92キロのみ。きっついな・・・

旅行の際、いつも思うのは、荷造りとその量は、ある意味、生き方に似ているんじゃないかと思う。余計なものは持たない。シンプルに。

最低の重量できたつもりでも、あれもこれもと増えてしまう。でも昨年からの8キロの差は大きい。

今日最後の買い物を追え,スーツケースに詰め始めたが,洋服はまだ。全部はいるのだろうか?
めんつゆ、作れるわ。
ゴマだれドレッシング、これもなんとかできそう。
カレーのルウ。もうインド・カレーでいいやン・・・

年々買い込む食材も減ってきている。ただ、これだけは!という醤油やのりは日本から。本も一度しか読まないならもったいないわ!なんとか日本で読んで行こう・・・それでも、聖書なりパパ様の使徒的勧告書の日本語訳、ヴァレンタイン神父の新刊・・・気になるレシピ集・・・どうしても増えてしまう。

明日は一日、体重計に乗りながら,スーツケースの調整。あっちに入れたり、こっちに入れたり、調整しながらだとかなり時間がかかってしまう。以前,出発前日の夕方に慌てて小さなスーツケースを買い足したことがある。だから、やれることは早く片付けてしまわないと!しかも、新たに洗濯物もでる。飛行機に乗るまで落ち着かないわ。

出発前の恒例の心のざわざわ感は相変わらずある。あれは、なんなのだろう。
プチ鬱。何か重い。そして、寂寥感。両親は、まだ心身的に問題はないけれど、確実昨年とは違う。確実に高齢者の道をすすんでいる。そしてまた、今まで、現実逃避していた子供たちの始業までにやるべきこと、新学期からのことが頭をかすみ始め、緊張と焦りがでてきた・・・いやだな、いやだな、いやだな・・・。

でもミラノに戻ってしまうと、あまりにも現実的過ぎて,心配しすぎても仕方ない!開き直り?!諦観とは、現実を受け入れること?! それとも神に委ねること?!

心のリセットが必要だな。