病気にならない生き方 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

我が家の夫は幼少の頃,父親を亡くしている。母親も10年前に亡くなっているが、二人とも内臓の病気。なので、夫には、常に健康に気遣うように言ってきているが、私の言うことなんて聞こうともしない。

在伊21年。なんだかんだいって、夫は20キロ体重が増えた。『食べることがオレの仕事だから。』確かに、イタリアのおいしさを伝えることもプロモーションの一つであろうが、やっぱり健康には気を遣おうよ。逆に私は,3回の妊娠・出産を経て,5キロ減量。中学生のころの体型だ。笑 (もちろん下がるものは下がっているのだが。爆)

肥満気味
糖尿病の『気』がある。
はっきり言われないと、お茶を濁していると思いがち。

いつも、自分の健康管理にいい加減で、高をくくっていた叔父が「このままの生活でいるとあなたは死にます。」とはっきり医者にいわれて、回心した過去がある。父も心筋梗塞で倒れたにも関わらず、はじめは隠れてタバコをすっていた。本当に苦しくなってやめたのだが、男性はそういうものなのか?

先日,夫が帰国中にかかりつけのドクターにかなり驚かされたようで,急にまじめにダイエットをし始めた。何キロ落としたかわからないが15年前のお気に入りのスーツが着れた!といって大喜び。やせるのは、男性も嬉しいらしい。

・・・というわけで、信用のおけるいいドクターとスタッフたちだから絶対みてもらったほうがいい、というので、私も行ってきた。

昨年まで2年続けて(実家の)地元の市の施設で人間ドックに出かけた。胃カメラも痛くないし、婦人科も女医さんでいいという噂。けれど、もともと鼻からカメラを入れるといっていたが、直前になって痛くて痛くて,口からの検査に変更。2年続けて、涙、涙の検査となった。しかも、唾液だか胃液だかよくわからないが、それが逆流し、オエオエ、ドロドロ、苦しいのなんの。

それが、今回出かけてきたドクターは、安全で無痛が定評のクリニックの院長先生。内視鏡検査による早期発見・早期治療の予防医学の推進派。

なんと寝ている間に、すべて終了。目が覚めたとき、朝,6時半に家を出なくてはならなかったので,「遅刻する!」と一瞬,自分がどこにいるのか、何をしているのかさえぼけて思い出せなかったくらいだった。

前日の朝6時半から漢方と下剤を飲み始め,普段から便通のよい私は,すぐに腸が綺麗になってきた感覚はあったが、一応指示通り,夕方も下剤を飲まないといけない。飲むとすぐに便意を感じトイレに走る。皆が食べている夕飯のにおいはつらかった。検査当日、コップに水2杯以上飲んでくるようにといわれていたが,飲むたびにトイレに直行。病院へ着くまでまずいな・・・と思っていたが、なんとかもった。

続く・・・