夏の風物詩 ~ スイカ・バー | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

ミラノの夏の夜といえば、スイカ・バー。
夏の風物詩だ。

近所のスイカ・バーは普段はお花屋さん。夏の間だけ、スイカ・バーに変身する。夜の2時くらいまで賑わい、他にフルーツの盛り合わせやフルラートと呼ばれるミルク・シェークを出している。

今年は、いまだに天候が不安定な夏。地球温暖化のせいか、やたら突然の雷雨も多く、うす寒く、ジャケットまたはスカーフが手放せない。そんなわけで、この夏の野菜や果物の出来を心配している関係者も多いのではないだろうか?ワインとて同じ。一度雹でぶどうに傷がついてしまおうなら、それでおしまいだ。

というわけで、スイカを「食べたい」と思う気持ちも少ないし、やはりスイカ自体、甘さが今ひとつのような気がする。

この夏、家族は数回行っているようだが、私は今年初めてのスイカ・バー。

水分はよいが、甘さ今ひとつ。それでも、一人分がこの大きさ。日本のスーパーだったら、これくらいの大きさで切り売りされているのだろう。

さすがに今ひとつの暑さなので、今は食べたいとは思わないが、暑くなるとローマのガラッタ・ケッカ(あらいカキ氷)を懐かしく思うものだ。
http://ameblo.jp/sofiamilano/day-20110808.html  日本の滑らかなかき氷とは違って、ざくざく粗いかき氷。しかも、シロップもどれも奇妙。

そろそろ一時帰国。日本は暑いのだろうなあ。ミラノが暑すぎず、過ごしやすいために、今ひとつ気乗りせず。夏生まれなのに、どうもあの蒸し暑さは苦手。すぐに、ミラノに戻りたいと思っちゃうかも?!ミラノに戻れば戻ったで、恐ろしい新学期が始まる。今は考えたくないことばかり。充電の夏なのか?現実逃避の夏なのか?

微妙に憂鬱。そしてスイカは今ひとつ。やはり、天候のせいだろう・・・。