ゴミ新分別 ~ 身近な環境問題 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今までのミラノのゴミの分別は、普通ゴミ、プラスティック、ビン・缶に紙に分けられていたが、そこにさらに<UMIDO>生もの(食べ物のカスや使用済みやぬれたティッシュ)が導入されるようになった。

生ものに関しては、ミラノ市では徐々に実施が開始され、最後に残ったミラノ北西部が6月28日にまでに、新たにアパート用のゴミ箱と各家庭用にゴミ箱が配布され、6月30日より完全に分別して捨てることになった。ちなみに、家庭用のゴミ箱には、専用のゴミ袋にいれたゴミを捨てることなり、今回ゴミ袋もキットとしてもらった。

とはいえ、上記仕分けしたゴミの回収はものによって、曜日が違うが、とりあえずアパートの地下のゴミ捨て場に捨てておけば、アパートの管理会社で雇われている人が朝早く、ゴミを歩道にだし、清掃車がとりに来るという次第。残ったゴミ箱を元に戻し、掃除をするのも、住民がすることはまずほとんどない。けれど、ゴミの仕分けを間違えて出すと、アパートに罰金がかかることもあるので、やりたい放題とはいかない。ましてや、我が家のアパートは8軒しか住民がいないので、やたらめったにいい加減なことはできないのだ。

また、正しくゴミを分別することは、いうまでもなく資源の再利用にもつながる。ちなみにペットボトルのキャップだけ集め、学校を通じ、病院へ寄付する試みもある。いわゆるエコキャップで、恵まれない子供たちにワクチンを?!というものだのだろうか、そのへんは不明。

い ずれにしても、「燃やせばダイオキシン」「埋めれば土壌汚染」。やはりゴミの取り扱いは、環境問題にもつながる重大なこと。まずは、家庭からできることをはじめなければならない。

先日、ミラノの展示会でのネーミングにも使われた「Mottainai・もったいない」は、4Rが原則。

Refuse   やめる
Reduce   減らす
Reuse    再使用
Recycle   再利用

スーパーの大部分は、レジ袋を有料にしているが、一般客は、あまり気にもしていない。けれど、それを日本の某スーパーのように、自分で袋を用意していったら、割引する、といったらイタリア人はすぐに利用するかもしれない 。笑

洗剤なども容器を持っていけば、中身だけ量り売りするスーパーもあるが、まだまだ少ない。

イタリアでは、日本のように、無駄な紙包みやら紙袋を使うことは、少ないし、本にカバーを付けてくれるようなサービスもない。強いていえば、無駄なものを使わない努力が必要か?

ゴミの新分別は、子供よりも特に夫に注意をしておかないといけないな!ゴミの分別次第で地球を救うのだと!笑


http://www.amsa.it/gruppo/cms/amsa/cittadini/milano/servizibase/raccoltaumido/