自己主張とハーモニー | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

聖歌隊やゴスペルの練習で、よく言われるのが「周りの声を聞いて!」である。 

歌詞をよく理解し、また周りとのハーモニーを考えず、「私が!」「私が!」と皆が自己主張し始めると、曲はバラバラになってしまう。 

最近、それって一般社会にも言えることだなあ、と感じる。グループになればなるほど、パートに分かれ、それでいて調和の中にもその人の役割がある。 

いきなり指揮者をどかして、自分が指揮者になることはあり得ないし、不協和音を起こし他人のせいにして、自分のパートを怠けると、今度は何かが足りなくなってしまう。 

そして舞台には、常に個人及び全体練習は欠かせない。 

こんな私、意外に声量が足りず、気付くと常に曲が遅くなりがち。またかなり眉間にしわを寄せて歌っているようだ。笑 余裕がないな・・・ 

一度、自分の音色を確認し、また全体との関わりを考えて見るのもいいかもしれない。 

いいハーモニー奏でてますか?!