四旬節 ~ ヴィア・クルーチス | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

四旬節に入り、毎週金曜日のヴィア・クルーチス「十字架の道行」の祈りが始まった。 イエスの受難と復活を黙想する信心業である。 

また毎年四旬節第1金曜日の夜に行われる、小教区、サン・シーロ地区の6つの教会の集まり、ヴィア・クルーチスも行われた。今回も150人前後の人が集まっただろうか? 

毎年ホストの教会が順番に変わるが、今年は、長男が通っていたパロッキアで、毎朝次男を小学校へ送った後に祈りに通っているなじみのところだった。地域的には、中流以上の家庭の住宅街にあるが、どの地域にも、ポポラーレと呼ばれる経済的困難な家庭のために市や州が建てたアパートの地域がある。そこも例外ではなく、外からは見た目はさっぱりしているが、多くの移民や貧民層が住む一帯があり、その敷地内まで行列で聖歌を歌いながら祈りを捧げた。 

大通りには、地元警察が出動し、交差点、横断歩道の脇に立ち交通整理が行われた。今年は、昨年よりも歩く距離が縮まった分、さすがに行列の前後のパトカーの出動はなくなっていたが、大きなスピーカーを若者が抱えながら運び、外から聞こえてくる祈りや聖歌をアパートの窓やべランダから顔をだして、行列を見ている人を多く見かけた。


今年の小教区のヴィア・クルーチスでは、福音書の朗読に加え、パパ様の使徒的勧告「Evangelii Gaudium」(福音の喜び)が引用された。本は購入したもののいまだ読んでおらず。ちなみに邦訳はまだ出版されていない。 

「殺してはならない」という戒めが人間生活の価値を守るための明確な制限を設定しているのとまさに同じように、私たちは今日、疎外と不平等の経済に対し「殺してはならない」といわなければなりません。そのような経済は人殺しです。(EV53) 

第1留であったパロッキアでの朗読では、いきなり現代の経済に対する糾弾からはじまり驚いた。経済の危機、不景気だといわれ続けている現代であるが、貧困、生活苦、多重債務、生活保護、依存症、摂食障害、ひきこもりなどなど多くの困難を身近で見聞きする。社会の地位的弱い人、高齢者、ホームレス、難民、移民も同じであろう。我が家だって、自転車操業、今年ほど苦しい時期はない。しかし、嘆いてばかりでは、主の望みは行われない。 

私たちのパロッキアからは、聖歌隊がほぼ全員参加しており、聖歌は大熱唱。倍の祈りとなる。 

Ti saluto, o croce santa 
http://www.youtube.com/watch?v=doXO2Y3p-e8 

Crucem tuam adoramus Domine 
http://www.youtube.com/watch?v=FRrYRORosgo 

andate per le strade 
http://www.youtube.com/watch?v=PAMled5AWo4 

この世界は常に富と権力に縛られています。謙遜にそして「所有」ではなく「存在」につながっていられますように。どうか、利己主義に陥らないよう助けてください。 

異国、異文化の人たちに対する本能的おそれをのり超え、また多様性における成長の機会をつかむことができますように。どうか、同胞に対する恐怖に陥らないよう助けてください。 

浪費は貧しい人に対する侮辱です。質素な生活に導き、貧しい人とより分かち合えることができますように。浪費の誘惑に陥らないよう助けてください。 


今後の教会と福音宣教の歩みとしてパパ様の呼びかけに応じることができるよう努力したい。 

福音の喜びは心を満たし、イエスに出会う人の命全体を満たします。(EG1) 

http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11476530067.html 
http://ja.radiovaticana.va/news/2013/11/26/%E6%95%99%E7%9A%87%E3%80%81%E4%BD%BF%E5%BE%92%E7%9A%84%E5%8B%A7%E5%91%8A%E3%80%8C%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%80%8D%E3%82%92%E7%99%BA%E8%A1%A8/gia-750305