成長痛と偏平足 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

最近、我が家の次男が、踵が痛いと言い出すようになった。特に、朝学校へ行く時。夕方帰宅して、空手教室へ出かけるとき。また・・・っ!!行きたくなくって、いいわけしているんじゃないだろうか?放っておいたのだが、あまりにもしつこくいうので、いろいろとネットを調べてみた。 

ヒットしたのは、成長痛または踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)と呼ばれる踵の骨の障害。 
http://www.xn--vnuo45bu7w.com/expression/sever.html  
成長期に成長軟骨の部分に 痛みを生じる障害で、小学2年生から5年生ごろには「踵」、5年生から6年生ごろには「膝」、中学生になれば「腰」、と言う具合に成長する骨によって痛む部分が変わっていくという。 

それから、ホームドクターの所へ行き、専門医の検査の処方箋を書いてもらうまでに、なんだかんだ馬鹿みたいに時間がかかった。やっと病院へ予約しようとしたら3ヶ月待ち。『痛がってるんですよ!緊急で診てもらえないでしょうか?』有料扱いになったら、いきなり翌日に予約がとれちゃったんだから現金だよな・・・と思う。 

けれど、その専門医の診察は個人的にぴんと来なかった。けれど、診察室の前に書かれていた同僚の名前をみて、げーーーっ!!と思ったのは、知り合いのパパ友が整形外科医だったことを思い出したのだ。すでに、数年前に離婚しているのだが、彼の義妹、そして姑は私のItama仲間。そして3人いる彼の娘の一人は我が家の長女の中学時代の友達。ドクター夫妻が別かれてから、月に数度、子供たちと会うようになっているようだが、年頃の娘は、父親と、しかも彼の新しい恋人とも会うことなど好むはずがない。そういう時に限り長女は借り出され、友人とその父親、+新たな恋人との食事に数回同席していたのだ。 

話はそれたが、イタリアは14歳までは、公立病院においては無料。レントゲン検査までは、無料で行い改めてパパ友に診てもらうよう手配したが、これまた2週間待ち。彼に直接電話し、セクレタリーもせかし、なんとかキャンセルが出たところで呼び出しが入った。とはいえ、かなりの人気のドクターのようで、彼の個人病院も予約はびっちり。 

高いお金を払った分、細かくよく診てくれた。レントゲンでは 、案の定、踵の骨の一部が薄くなっており、そこに負担がかかり、炎症をおこしているとのこと。そして、左足が偏平足、そして右足がやや偏平足とのことだった。 

ところで、最近の子供は、外反母趾や偏平足が多いそうだ。 

生まれたときは、ほぼ皆偏平足であっても、大体8歳から10歳くらいに足の裏にアーチができるんだそうだ。その頃までに十分な筋力がないと、そのまま偏平足になってしまう。子供の頃から、送り迎えは車。歩く習慣がないと、アーチは形成されない。 

また、靴ひもをゆるめにして履くなど間違った靴の履き方、またサンダルを履くのも問題だという。足がよじれると膝が擦れて軟骨がすり減り、 変形性膝関節症を発症。悪化すると歩くのも大変になるしかかとがすり減った靴を履き続けると、より膝への負担が大きくなるという。また、足の甲の部分をしっかり押さえることも大切。靴紐は毎回結び直すことも必要なんだそうだ。たしかにそれは面倒だな。 

実際次男の足を触らせてもらったのだけれど、偏平足とやや偏平足では、アキレス腱の硬さが違うのには、驚いた。そうであれば、踵やふくらはぎ、下手すれば膝までにかかる負担は変わってくる。痛くて当たり前だわ・・・と改めて思った。 

あとは、問題視していなかったのだけれど、踵との問題とは別問題ではなく、関係のあった肥満。 

「運動は何をしてるの?相撲かい?」と冗談を言われてしまったくらいだ。 
「4Pは気をつけないといけないよ。わかる?pane, pizza, patate, pastaだよ。」という。どれも好物だものね・・・汗。そしてドクターは私のことをじろじろ見ていた。多分、私と次男との体型との比較。私も偏平足では?とチェックしたのだろうか?以前、長女が彼の娘の家に行った時、彼もいて、ちらっと長女の足をみて、偏平足を指摘され、歩き方に注意したほうがいいといわれた、ということを思い出した。一目でわかっちゃうって怖いわ・・・ 

話は基、次男は歩き方もチェックされたが、恥ずかしいのもあるだろうが、どうも人間になりきっていないサルのような歩き方。汗 偏平足は猫背にも関係があるというから、もうショック。 

秋に背骨のチェックもすることになった。ちなみに長男も猫背。私は高校生の時に発覚した側湾症。性格も背骨もひん曲がった家系なのか? 

来週、別の病院で、靴の中にいれる足底を作ることになった。予約するたびに、「いくらかかりますか?」といちいち聞いてしまう。もう嫌になるわ・・・とはいえ、この足底さえ使うようになれば、踵の痛みは、なくなるだろう、とのこと。 

あとは、猫背矯正と肥満防止だわ。 

早速、次男のおやつと食事の内容を変えた。食事の前にとにかく、野菜と果物をたべさせ、ご飯は少量をゆっくり噛むようにさせる。今までは、あまりにも流し込むようだったわ。爆 

5月にスコーラ・ナトゥーラ(林間学 校)が4泊5日あるので、あまり太っていると、皆でお風呂に入るの、恥ずかしく感じるんじゃないだろうか?といっても、次男のクラスは、次男と似たり寄ったりの体型の児童も多いので、逆に平気だったり・・・?! 

どうも、ヨガのカエルのポーズが偏平足・猫背・土踏まずを矯正してくれるそうだ。 
http://www.yoga.jp/pose/pose_detail.php?id=47 

家族でヨガ、したほうがいいかな・・・苦笑