ゲーム依存症 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

我が家の次男の口癖は「つまんない」。 

「じゃあどうしたら、つまんなくないの?」と常に聞くが、返事なし。 
家にいると、ゲームかTVにすぐくいつく。一日30分の約束なんてあってもないに等しい。ゲームを隠すと、しばらくの間、どこは隠したかさえ思い出せず、そのままのこともしょっちゅう。TVのコードも同様。 

しまいには、私の携帯電話に勝手にゲームをダウンロードしてしまっている。消しても消しても入っている。もちろんパスワードはしょっちゅう変更しているが、ちょっと宿題をしたり、約束を守ったときに渡してしまうと、それでおしまい。 

ゲームを完全否定するわけではないが、ただ自己責任で自分をコント ロールできない子供が、ゲーム中毒になるというのは、どうなんだろう? 

飲むなら乗るな!乗るなら飲むな! 
それと、同様約束を守れないのならやっちゃいけない。 

調査によると、ゲーム依存症を放置していると、このような影響が出やすいという。 
>コミュニケーションスキルの低さから社会人としての意思の疎通が図りにくくなり、相手の言葉を誤解する、曖昧な表現を理解できない、空気が読めない、すぐに反発する、考えていることを言葉で表現できない、謝れない、相手の立場で考えることができない-等々。当然、周囲となじめないので社会から孤立し、引きこもりへと突き進んでいくことになる。 

困ったのものだ。 

先日、ある食事会があった。親子での参加で30人以上の参加だったのではないだろうか?案の定、次男が「携帯貸して!」と私のところにやってきた。「だめ」「だってみんなやってるよ。」「でもうちはだめ。やってない子もいるでしょ?誰かとまるばつでもやってみたら?」「いやだよ。あ~つまんない・・・」とずっとぶつぶつ言っている。 

周りを見回すと、ほとんどの子供がDS、プレイステーション、iPad、携帯電話を手にしている。こんなに子供たちがいて、皆個人の世界。だれもおかしいと思わないの?騒がれるよりはね・・・という人もいたが、世代の差? 

たしかに、長男が小学生のころの食事会というと、気づくとコーラに醤油だとか、調味料をまぜて子供たちが 遊んでしまうときもあった。皆が飲んだ缶ジュースでボーリングをし始めてしまう時もあった。安心して食事などしていられない。苦笑 でもさ・・・皆で食事をするときくらい、和気藹々、会話を楽しもうよ。雑学クイズ、カードでもジェンカでも今度は準備しておかないとだめかな? 

家でも,粘土遊び、割り箸鉄砲遊びなど、手作りのものを勧めているが、だんだんネタがなくなってきた。 

ゲームやTVなんかよりももっと楽しいこと、一緒にみつけないとだめだな・・・。 

http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/ikusei/04033001/003.htm