世のため、人のため | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今日2月16日は大隈重信(1838年生まれ)と日蓮上人(1222年)の誕生日だった。 
彼らはともに、人のためによいことをするよう薦めている。 

『人のために善をなせ、善をなせばよい気持ちだ。命が延びる』 大隈重信 

『人のために灯をともせば、自分の前も明るくなる』 日蓮上人 

人のために何かをする・・・というと、自己満足とおもわれがち。でもそうだろうか? 
人のため、社会のため、地球のため・・・結局最終的には、自分に戻ってくると思う。「幸せの連鎖」かな? 

人はよく、他人が自分に対することでこうしてほしい、または愛してほしいと要求しがち。けれど、その視点を自分に変えてみたらどうだろう?自分は他人にそのようにしてあげているのだろうか?時に、他人に腹を立てるが、もしかしたらその人に自分の姿を見ていないだろうか?自分自身がまだまだで、未熟だから、自分のことは棚に上げ、周りの欠点ばかり見てしまう。まさか、それが自分の欠点とは思いもせず・・・になんてことないだろうか?自分が他人にしていることの裏返し。あちゃ~。 

自分のことを考える前に、他人のことを考えて行動したら何かが変わるかもしれない。つまり、人に自分がしてもらいたいように他人にもしてあげること。 

隣人愛だな。 

世のため、人のため・・・最終的には、自分のためになる。やっぱり「幸せの連鎖」だ。 
人のために、よいことしてますか?