人手が足りないといっては、いろんな仕事を頼まれるが、今回嫌な仕事を頼まれた。
次男の現地校のクラス費取立て人。は~。
日本の学校事情はよくわからないが、こちらイタリアの幼稚園、小学校あたりまでは、クラスの雑費および、先生のお礼などは、クラス費として金額は学校、クラスによってピンきりだが、徴収し、その中から賄う。
我が家の子供たちは私立の幼稚園へ通っていた時は、年間50ユーロがクラス費だった。小学校に入ってからは、年間100ユーロ。それでも足りなくて、200ユーロも徴収された年もあったから痛い。
長男が小4から公立へ転校。次男は小1から公立へ通わせているが、毎年10ユーロをクラス費と徴収されてきた。公立の 学校はお金がないから、下手するとトイレットペーパーがないところもあるとか。洗面所の液体石鹸、お手拭用のキッチン・ペーパーだけは、次男のクラスでは、各自が持っていかなくてはならなかった。けれど、結局持ってくる児童はいつも同じ。それって不公平じゃない?昨年小3の時に、年間30ユーロを徴収され、液体石鹸とキッチン・ペーパーの持参はなくなった。
さすがに今年度は徴収はないか?と思ったら、5ユーロのみの徴収。それが昨年11月の話。保護者のクラス委員は、仕事のため、子供たちをプレ・スコーラ/ドッポ・スコーラといって時間外の児童クラブのようなところに預けているため、クラスメートの保護者に会うことがないということで、急遽マンマ・ディ・D(つまり私)が クラス費を集めます、といっ た通達をしてくれたのが、昨年の12月。
けれど、登下校時、校門の前に立っていても、クラスの保護者は無視。または、挨拶しても支払うような気配はなし。保護者の3分の1くらいは、メールがないし、(今時の学校申し込みは、すべてオンラインだし、中学以降は学校連絡、成績に関してもすべてオンラインなのでメールがないなんてありえないのだけれど・・・)児童に手紙を渡したところで、保護者に渡っていない可能性もなきにしもあらず・・・。
いまさら緊急なお金ではないけれど、全員平等にするためには、誰がいくら未収金かわかるようまとめて送るから・・・といわれ、やっと今週になってその表が、クラス委員より送られてきた。次男のクラス21人中、15人が未払い。ちなみにそのうち8人が外国人。ゲゲゲ・・・人に催促、しかもお金の督促は苦手だわ。
昨年まで在籍していたルーマニア人のママ友は、躊躇せずお金を徴収して回っていた。ただ、よくも悪くも、ちょっと一言多い人だったので、保護者や担任との喧嘩が絶えなかった。一人のイタリア人の父親に「テルツォ・モンド(第三世界=発展途上国?!)のやつが金を集めるなんて危なくてしょうがない!」と言われたとかで、半分泣きながら激怒。 その妻に謝罪を求めたようだが、にやにや笑 って何もいわなかったとか。それもひどい話だよな・・・と思ったが、ルーマニア人の友人は、イタリアの学校教育に嫌気がさして、ルーマニアに帰ってしまった。
その次の徴収人が私とはな・・・。
今日の午後、3人から集金。まずは、一人5ユーロの方から。
「申し訳ないんだけれど、クラス委員から連絡が行ってるかと思うけど・・・(といってクラス費の状況を説明し)いつでもいいから、私は朝と夕方には、ここに来ているから・・・」というと、快く支払ってくれた。逆にありがとう、と。
また、ある中国人の生徒のおばさんという人に、「あなたZのおばさんよね?」というと、「ノー」と言われてしまった。そんなはずないでしょ?いつも甥っ子と一緒に歩いているじゃ ない?隣にいた中国人にも「彼女はZのおばさんよね?」と聞くと、「ノー」と言われてしまう。あれ~?!その場でZの母親に電話してみた。彼女はバールを経営しているので、ほとんど学校には顔を出さない。「お宅のZと同じクラスの日本人だけどわかる?今ね・・・」状況を話すと、「あ~ごめん、彼女(妹)はイタリア語がわからないの。」という。あれれ・・・イタリア語が通じないんじゃ話しにならぬ。困ったね・・・来週支払ってくれることを約束してくれた。
問題は、昨年度から35ユーロ未払いの数人。
絶対保護者会には顔を出さないし、会っても挨拶さえしない。学校関係あまりにも無関心の保護者が多い。あ~気が重い。
図書委員の依頼も来た。なぜかどれもあいている日なんだな。笑 だからといって、時間的に12-14:30なんて中途半端で無理。
信用されて頼まれたとはいえ、喜んで受けられない仕事だけはしたくないな・・・