キリスト教一致祈祷週間 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

1月18日から25日までの間の一週間、キリスト教諸教会では、“キリスト教一致祈祷週間”と定めている。 

毎月第3日曜日に在ミラノカトリック日本人会のミサにあずかるが、毎年1月は、このキリスト教一致を目指した共同祈願が祈られる。 

丁度1月19日の歴史をネットで検索していたら、偶然にも1523年の1月19日にスイスで宗教改革起こったことがわかった。歴史的には、ドイツのルターによる宗教改革の方が先に起きているが、フランス人の宗教家・カルヴァンが当時のフランソワ1世の弾圧から逃れるためにスイスにやってきており、「キリスト教綱要」という本の出版がきっかけで、宗教的戒律を統治。カルヴァン主義の内容は、ここでは割愛するが、長い間かかって出来た溝は、なかなかすぐにはうめられないが、1936年にカトリックの司祭の提唱により、キリスト教一致祈祷週間が提唱された。68年以降世界教会協議会(WCC)と教皇庁キリスト教一致推進評議会との共同でテーマとプログラムが作られ、日本においては、日本キリスト教協議会(NCC)とカトリック中央協議会との共同で式分が翻訳され、祈りに使用されている。 

教会が内側と外側とで開かれていきますように。それは、究極的には、自分を開くということだろう。キリストを信じる全ての人が、福音における一致を目指して共に歩めればすばらしい。 

人に「してもらう」のではなく、「自分から行える」ように。「傍観者」から「当事者」に代わり、参加できるようになればよいと思う。 

「父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。」(ヨハネ 17.21) 

http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/news/img/icchi2014.pdf 
http://mr826.net/psi/blog/120110