0時のミサの前には、祈りと、聖歌の練習もあったので、結局11時過ぎには教会入りしたのだが、じわじわ雨が降っており、湿気がある分、骨にしみるような寒さであった。
けれど、頭がさえるような寒さと静けさの中で、迎えるクリスマスは、たとえ、参列者がいっぱいでも、簡素で、それでいて温かさを感じる。
多忙な師走も、このひと時を感じることによって、頭がリセットされる。気持ちがリセットされれば、体も休暇中に徐々にペースを整え、復活できるのだ。
ところで、聖フランシスコの祈りに『平和を求める祈り』というのがあり、その中で、「闇に光を」という箇所がある。 http://
闇は好ましくないように感じるが、闇があるからこそ、光の価値がわかるもの。常に、光の中にだけ暮らしていたら、闇の存在さえにも気づけないだろう。
かくて、暗闇にも価値がある。私たちの人生に思いがけない闇が訪れる時、善き神に信頼することも大切だろう。『光』が与えられる時を心静かに待って、その間、暗闇のもつ意味をかみ締めることもまた、大切だろう・・・と感じられる晩であった。
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