師走 2013 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今朝、ミラノ宣教会において、勉強会があった。そこには、すごい人・・・人員整理していた人に中に入るのを止められた。笑 失業率の高いイタリア。企業との面接会場として、宣教会が場所を提供してらしい。3万3千人の応募者の中から2800人の方が就職のために面接が行われていたのだ。子供の通う学校でも失業している保護者の多いこと・・・クリスマス前に仕事を求めた人の山を見、現実を感じた。 

ところで、昨夜、次男のクラスメートの女の子の9歳の誕生会が近くのピッツェリアで行われた。 

彼女は、両親が別居しており、普段は母親と住んでいるが、毎朝父親が送りに来ている。そして、娘を学校に送り届けては、いつも教会のマリア様の前でお祈りをしている姿が印象的。まさか、別居中とは思わなかった。学校の保護者会では、両親ともに出席しても、お互い教室の端と端に座っては、決して言葉を交わすこともない。周りの方が気を遣ってしまうのだ。今回の誕生会は、父親が企画。ちなみに、母親は来るのだろうか・・・と思ったが、来ることはなかった。 

さて、彼女に何をプレゼントするかな・・・考えてふと思い出した。 

放課後公園で編み物をしていると、いつもお誕生日を迎えた彼女は、いつもベビーシッターと来ていたのだが、私のところに来ては、毎回「何を作っているの?」「誰に作っているの?」とまとわりつくように聞かれていたことを思い出した。 

そうだ!彼女に猫の編みぐるみを作ってあげよう。 

誕生日の前日から編み出したが、なかなか野暮用に追われ、はかどらない。夜8時からのお誕生会。さすがに働いているお父さんの企画だから時間も遅い。ぎりぎり7時45分に出来上がり。S.Siroでサッカーの試合があるので、渋滞に気をつけたほうがいいよ、とクラスメートの保護者が教えてくれたが、なかなかバスが来ず。結局15分遅刻してしまったが、まだ始まっていなかった。 

会場に着くと、彼女がやってきてプレゼントを受け取り「待ってたんだ!」とニコニコ顔。次男さえ何をプレゼントするか知らなかったのに、何で知ってたの~?!食事の途中ですぐに、包みを開けちゃった!ありがとう!!私のところに飛んで来てくれた。 

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