September shock ~ ATM値上げ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


9月1日からATM(ミラノ交通)がいきなり値上げした。 
私は6月に長男の定期券を作っていたが,窓口ではそんなこと全くいってなかったのにぃ。 

90分有効のチケット1枚が1ユーロから1.5ユーロに値上がったのは、昨年9月。当時は、定期券代は据え置きだった。ちなみに学生1ヶ月17ユーロ。大人30ユーロ。どう考えても定期券を利用したほうが、お得だった。 

 

 

 その学生定期が17から22ユーロへ。一般が30から35ユーロ。シニアなんぞは16から30ユーロというから吹っ飛びそうだ。また、「Under 26」という学生と同じ料金のカテゴリーが加えられた。とはいえ、ローマとフィレンツェでは、一般定期月額35ユーロ。トリノが38ユーロだという。ミラノは格安地域だったのだろうか? 

それにしても、65歳以上の男性と60歳以上の女性で、ISEE (イゼエ・核家族における所得及び動産(不動産)証明)が年間1万6千ユーロ以下の人は、乗車賃無料。1万6千ユーロから2万ユーロの方は、Under 26及び学生同様月額22ユーロ。 

日本のシルバー・パスは、都道府県によって、扱いが違うようだが、一応70歳以上のパスを希望する住民対象、住民税納税が課税か非課税によって,負担額も違うが、非課税者だったら1000円で乗り放題。 

ところで、月が替わり、子供を連れてバスに乗っていたら、すぐにコントローラーに出会った。月の変わり目に彼らは特にやってくる!!ひどいよね~。本来ならまだ13歳の長男は以前紹介した、Io Viaggioのカードを携帯しているので、私と一緒であれば、長男はまだ無料。それでも彼は買ったばかりの定期を持参しており、コントローラーが来たら、とっさに提示した。私の定期券だけがATMの機械でチェックされた。ちゃんと納入されたのか見るのだろう。それだけ。一応、毎回チケットと共に、身分証明書持参のこと、と規則には記載されているが、身分証明書の提示を求められたことはない。 

そして、今週、今月2度目のコントローラーに会った。わざと、
見えるように定期券を彼らの前にちらつかせたら、私のところになんて来やしない! それでも多くの人が捕まっていた。他のヨーロッパじゃ当たり前かもしれないが、その場でカードで罰金が支払えるようになっていた。恐ろしい・・・

それにしても、常にチケット、定期券は持っていても,コントローラーに出会うと,どきっとしてしまう。嫌だわ・・・・無賃乗車も結構いるし、とりしまることは大切だけれど、結構外国人(大体が対アラブ系なのだけれど)とのやり取りで、警察に連れて行くぞ!!と脅かしている光景は何度も見かけている。たとえ、身分証明書や滞在許可証を持っていなかったとしても,彼らには、その外国人を警察に引き渡すような権利はないはずなのに、どうもパワハラか?!と感じることもなきにしもあらず・・・。そういう場面をみたら、市長に訴えるぞ!!とでも言ってみようか?! 

いずれにしても、値上げした分、時間にはきっちり着く、とか美術館の入場料をもっと割り引くとか、サービス向上に努めてほしい。 


http://www.atm-mi.it/it/Pagine/default.aspx 
http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11446444195.html 

追記 
カルネ 10回分 13.8ユーロ。 
一日乗車券 消印時刻から24時間 4.5ユーロ。 
2日間乗車券 消印時刻から48時間 8.25ユーロ。 
1週間乗車券 90分有効1日2回用X6日分 10ユーロ。 
夜間乗車券 夜の8時から(当日の)最終サービスまで使い放題。3ユーロ。