今週一杯、残暑が続くという日本列島。
けれど、蝉がここ数日急に静かになった、とふと気づいた。
今年は、昨年より蝉が少ないんじゃない?と両親。
蝉の声は暑さを異常にかき立てる。ある意味、それが蝉の仕事なんだろうが、ジージー、ミンミンたまんないわ。でもそれが無いと、日本の夏とは思えず。
イタリアも地方に行けば、蝉がいるそうだが、実際泣き声をきいたことが無い。しいて言えば、南仏におりニースあたりに行くと、蝉の形をしたお土産が多い。
蝉は、成虫になると1-2週間で亡くなってしまうようだが、幼虫として地下生活をする期間は非常に長く、短命どころか本来は長寿の類に入るのだろう。最後の最後まで力を振り絞り、泣き叫んでころっと逝く。哀れだと思いつつ、そういう人生も悔いがないように思われる。
晩年の美学・・・考えてしまうなあ。早すぎるか。