不法移民について考える | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

イタリア領最南端の島、ランぺドゥーザ島は住民は約5500人という小さな島。シチリアから240キロのところに位置し、チュニジアは120キロ、とイタリア本島よりも、アフリカに近い島。カレッタカレッタというウミガメが卵を産みに来る場所でもあり、WWFが保護しているという。  

そこへ、アフリカから下手したら、島の住人と同じくらいの不法移民が入ってくるとは、想像を絶してしまう! 島へ辿り着く前に死んでしまうものも多いというし、島についても、食べるものもなく、衛生面でも状況が悪く病気になるものも多いという。そこで、イタリア政府が準備したフェリーで、シチリアや本島へ送られるというが、その後温かく受け入れられているとは、想像し辛い。 

今朝、教皇フランシスコは、海で遭難した不法移民らを追悼するため、船で海上に出て花輪を投じ、祈りをささげた。島内の施設でミサを執り行い「自らの繁栄のみを追求する文化により、人々は他者の苦しみに無関心になっている」と表明。国際社会がもっと不法移民問題に目を向けるよう促した。ミサには約1万人が参列した。 

移民らの受け入れは地元にとって大きな負担であろう。ニコリーニ市長は「法王訪問後は誰も島の現状から目をそむけられないはずだ」と中央政府や欧州各国に支援を要請したという。 

また、元国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)報道官のボルドリーニ下院議長は「戦争犠牲者の尊厳を回復する訪問」と高く評価。中道左派・民主党のレッタ首相は法王との面会で「勇気ある行動」に謝意を表明。 

これに対して、保守系紙ジョルナレは「訪問は不法移民にお墨付きを与えかねない」と疑問を呈した。イタリアでは失業が急増する中、国内で生まれた移民の子どもに幼少時に国籍を付与する法案の準備が進んでおり、右翼陣営は移民問題に神経質になっている。 

そして、こちらはその後、パパ様のツイ―ト。 

Preghiamo per avere un cuore che abbracci gli immigrati. Dio ci giudicherà in base a come abbiamo trattato i più bisognosi.
移民を受け入れる心を持つよう祈りましょう。神は、援助をもっとも必要としている人たちをどう扱ったかによって私たちを裁くことでしょう。 


移民以前に失業率の高いイタリア。移民を受け入れすぎて、自分の首をしめている部分も多いのではないだろうか?近所の低所得者地域はイタリア人のお年寄り以外は、ほぼ移民の地域。約80%の住人が賃貸料を支払っていないという。公立の学校もそうでなくても、お金がないのに、給食費、教科書代(小学生のみ無料)は、両親の所得に合わせて支払い額も異なり、無料の家庭もかなり多いはず。保護者懇談会?なんですか?それ?!っくらいに無関の外国人保護者は多く、一応自分たちの子供のことだよね・・・どうしても、納得いかない事も多い。 

それとは、別に、今朝、メルカートでいきなりモロッコ人女性に、彼女たちの言葉で声をかけられた。目を点にしていると、横で小学生の娘らしき子供が「イタリア語を学びたいっていってます。」と通訳してくれた。私がItamaのボランティアをしているのを、誰かに聞いたのだろう。9月の申し込みの日時を教えてあげると、笑顔で親指をあげてポーズしてくれた。私たちができることってなんなのだろう?逆に、もし自分が難民だったら、どうやって生きていくべきなんだろうか。 

安住の地を求めてやってくる不法移民に対し、何をどうすることができるのだろうか?本当に考えさせられる。 


http://www.corriere.it/cronache/13_luglio_08/papa-lampedusa_451dd034-e7bd-11e2-898b-b371f26b330f.shtml 

http://it.radiovaticana.va/news/2013/07/08/la_preghiera_del_papa_a_maria:_protezione_dei_migranti_e_conversione/it1-708558 

http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/feature/benedict_xvi/bene_message334.htm