「遠足は前の日の夜から始まる」・・・とはいえ、何気に憂鬱で熟睡できなかった。
朝6時に目覚ましがなると、雨戸を開けなくても、雨と風の音が・・・あ゛~っ。と同時にItamaのリーダーから携帯メール。『オーガナイザーからは、来週に延期可能ということだけれど、雨天決行!!』ということ。ゲゲっ。
早速おきて、洗濯機を回し、焼きそばをつくり、焼きそばパン5本準備。そのうち3本は家においていく長女、長男用のお昼ご飯。トイレ掃除までは間に合わなかったが、とりあえず洗濯ものだけは家の中に干して出かけることができた。
8時にItamaのある校舎前に集合。5分前につくと、かなりの人数がすでに到着していた。人員点呼。担任が来ていない生徒に電話すると、数人がドタキャン。数人が、カドルナ駅に直行とのこと。それから、歩いて最寄の地下鉄駅へ移動。バスを使えば・・・と思ったが、大きなベビーカーが5台。乗り降りだけでも時間がかかる。雨の中地下鉄駅まで徒歩・・・。多少人数は減ったとはいえ、60名弱いた様子。
例のルーマニア人母子は、カドルナ駅で合流。目があった瞬間、彼女の中のわだかまりを感じた。・・・が、子供たちは関係ない。コモ行きの電車では、子供同士が一緒に座ったため、仕方なく同じ席に・・・。寒い外から電車の中に入り、やっと寒さから逃れられた。
・・・が、いきなり冷たい空気。エアコン?!いや、冷たい水滴も感じたぞ!!なんと、アラブ人たちが窓を開けているではないか?!寒いところから、温かい場所へ入ったら、普通なら、上着を脱ぐとか、少なくとも、上着のボタンを緩めるとかするでしょう?でも彼女たちは、学校でも授業中上着を脱ぐことはないようだ。電車の中でも上着は脱がず、暑ければ、体温調整は窓をいきなりあける・・・?!いや~おどろいた。しかも、座席に靴のまま足を乗せたり、なんだいそりゃ?!
ところで、 コモ湖は古くはカエサルやアウグストゥスに愛され、18-19世紀には、ヨーロッパの各国王室や符号、芸術家が競って湖畔に壮大で瀟洒なヴィラを建てたという。イタリアきっての避暑地となっている。非常に美しく、天気さえよければ、行くだけで、心が癒される。
コモに到着。やはり雨。8度だった。
まずは、コモの中心地観光。ドウモはロンバルディア様式とルネッサンス様式の調和が美しい。授業の復習として、塔やファサードについて教師が生徒たちに説明。
次に遊覧船に乗り、コモ湖最北端のコーリコへ。
遊覧船は貸しきり状態。乗った途端に、アラブ人は、食べ物を出し始めた。おやつ?お昼ごはん?コーリコへついたらバールに席を確保しているのに・・・次男はおなかがすいた!といっても、到着するまでだめ!といって食べさせなかったが、あまりにも周りが食べていると、なんなんだろう・・・と思ってしまう。
彼女たちは、ピッツァ、サンドイッチにポテトチップ、そして驚いたことに、ピーマンをそのままかじっている。あれじゃ太るはずだわ・・・続く