「遠足は前の日の夜から始まる」 ・・・学生の頃、倫理学の先生がよくおっしゃっていた言葉。前夜からわくわく感でいっぱいになるということは、そこからすでに『遠足』というイベントは始まっている、ということなのだろう。
Itama創立4年目にして、初めての遠足が実施される。
希望者のみだが、子連れOK. ミラノ郊外のコモ湖へ行くことことになった。
本来行くつもりはなかったけれど、同じボランティア仲間である次男の同級生親子がルーマニアへ帰国することになった。ずっと子供同士、仲がいいのか悪いのかわからないくらい、くっついたり離れたり・・・そういう絡みもあって、彼女とは、何度も言い合いになることがあった。ほかの人ともいざこざを起こすことが多く、孤立がち。それでいて、何かあれば、『あなただけが友達だから・・』と泣かれ、今回帰国に関し、思い出作りに息子を遠足に連れて行くが、我が家の次男も連れて行ってもいいか?といわれびっくり。いや、何かしら問題が起きたらいけないし、それだったら、私も行くべきか・・ということで、最終的に滑り込みセーフで遠足に申し込んだ。
ITAMAの学校前に8時に集合。地下鉄でカドルナ駅まででて、そこからプライベートバスでコモ湖へ。総勢70名。アラブ人が50人くらい占めるのではないか・・・
なんだか、楽しそう・・・うきうきしていたが、なんと例の彼女とまた険悪な仲に・・・学年末のフェスタで折り紙教室を出すのだけれど、私一人で教えて、お金と折り紙の受け渡し、人数制限までしながら、教えるのは不可能。ほかに助っ人を手配しているけれど、あなたならイタリア人の子供を規則正しく見張ってくれると思うので・・・というと、「私は自分の息子を見張っていないといけない」というので、「校内だから問題ないのでは?」といったら「誰も信頼できない。それに学校のことなど興味ない」といわれてしまった。そんなもんかね・・・他にも、気分が悪くなるようなことをいわれ・・・言い返せば、泣かれるし・・・。
いきなり憂鬱になってきた。
明日は晴れらしい。お互いが、明日は新たな気持ちで接することができればいいのだけれど。会った瞬間の相手の顔つきですべてが決まりそうだ。あ~憂鬱。