けれど、人が人としてまともに育つには、家族を含め、人との関わり、人間同士の心と心のぶつかりあいがあってこそ、分かり合えるもの。与え合えるもの。そして、ぬくもり、愛、許し、というものがあるんじゃないだろうか。そういう経験なくして、人は成長できない。
大人になったら、もっと人間関係スムーズになるかと思っていたが、年令は関係ないらしい。一つの物事も、ものの見方、とり方は様々である。けれど、なぜ常にけちをつけるのかなあ?なぜ批判的かなあ・・・という人がたまにいる。相手の困った顔、泣く顔を見るまで、叩き潰す人。そういうエネルギーは違うことに生かしたほうがいい。
皆優れたものを持っている。人のいいところを素直にほめる。ほめて育つのは子供だけでない。私なんぞ、よくも悪くも正直で、心にないことは口に出さないし、出せないし、おまけにすぐに顔にも出るので、上記のような人には、余計に癪になるらしい。笑
目に見えるものだけで、確かめようとするのではなく、素直に心を開けば、相手の気持ちも感じられるはず。
人と人とのあいだを
美しくみよう
わたしと人とのあいだをうつくしくみよう
疲れてはならない by 八木重吉
言葉の行間にある思い。
人の見えない部分にある思い。
人間の不完全さをしっかり心に刻み、自分の罪深さも自覚した上で、人と人との間を美しくみられれば・・・。
このさびしさを誰れに告ぐべきか
神に告ぐべし by 八木重吉
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