今日、2月10日は、2013年の旧正月だった。
その名の通り旧暦でのお正月。
中国では、1911年の辛亥革命後、翌年の中華民国の成立時に太陽暦が正式に採用されて、「元旦」は新暦の1月1日へ移動し、旧暦(「農暦」と改名)の1月1日は「春節」に改名されたもので、2013年は「春節」の百年記念に当るのだそう。ちなみに、「正月」という言葉は本来は旧暦1月のことなので、日本以外では「旧正月」とは言わない。つまり、日本人だけが、そう呼ぶのだろう。英語のChinese New Year (イタリア語では、Capodanno Cinese)は中国に限らず中国暦での旧正月の総称。
ところで、イタリアに来て20年目にして、初めての中国の旧正月のお祝いを見に行ってきた。
最近お世話になっている方と、たまたまFB上での話の流れで、じゃあ現地で会いましょうか?となった。では、午後3時当たりで連絡を取り合いましょう・・・とのことだったが、「もう着いちゃったわ」と2時にお電話いただいた。げげげ・・・まだお昼これから食べるところ・・・あわてて,片付けている間に次男の宿題が終われば連れて行く(実際は、今朝私がミサに行っている間に宿題が終われば・・・という話だったのに、なぜかミサに参列していた!)といったけれど、まったく手をつけておらず、ギリギリのところで置いていってしまった!そこで、待ってあげると、常にそういう状況になってしまうし。
2時半に出て3時5分に到着。といっても、中華街近辺 でバスのルートが変わってしまい、急いで友人に合流。すると、同時に山車がやってきた!!Good timing!!
龍だけが通りすぎるのかと思っていたら、領事館、様々な学生、年令不詳の婦人部、大極拳やカンフーのデモストレーションあり、なかなか面白いものだった。
その後、流れに合わせてサルピ通りを歩き始めた。
迷子が出たようで,子供の名前を叫んで探し回っている母親あり。遠くで、口笛の合図が聞こえたので、見つかったのだろう。ミラノで中国人同士の闘争で、子供が誘拐された事件が以前あった。子供がいなくなると、単なる迷子ではなく、誘拐を想像してしまうから、恐ろしい。
なかなかよいシャッター・チャンスがつかめず。
通りがかったスーパーに入ってみた。
Con unpo' di pazienza tutto si metterà a posto.
With a little more patience everything will be all right.
やはり、何事も「忍耐」ということだろう。
別のスーパーにも入ってみた。私のショッピング・バッグからでていたごぼうをみて、それは何?ときかれた。ごぼうは、縄文時代の遺跡からは植物遺存体として確認されており、縄文時代か平安時代に日本に伝わったともいわれる。じゃあどこから?いずれにしても、彼らは何か知らなかったようだ。どこで買ったの?とまできかれたから、おかしい。Paolo Sarpiの同業者よ、といっておいた。
夕食は、やっぱりKim Bar.
最近、人気急上昇の中国・香港ビストロ。お店のモニカいわく、旧正月は豚足や羊料理を食べるという。もちろん、日本でも関東と関西では、お正月に食べるものが違うのだから、めちゃくちゃ大きい中国大陸、広東・四川・福建・北京・・・分けたらもっと細かくなる中国料理、まっ「縁起」の良いものを沢山食べるのでしょう。
Auguri! Auguri! 「新年好!」
「謝謝」と「好吃」だけで通しているが、今度は新しい中国語を覚えて言ってみよかな。笑















