オンライン ~ 番外編・イタリアの学校 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

長男の高校申し込みを終え、返事待ち状態。 
返事が来たら,希望校に改めて申し込みをしなくてはならない。 
児童・生徒の写真、身分証明書及び税務番号表のコピー添付。手数表を郵便局にて払い込み、その払い込み証明書も必要となる。手間がかかるな・・・しかもスキャンして添付ということではないだろうから、実際学校へ持ち込みということか?では学校からの成績証明は?結局まったくオンラインじゃないのが,中途半端すぎる。これは、単に、役所に出向く暇を省かせ、個人データを収集しているのと同じではないのだろうか?疑問だ!もちろん、全国民対象ではないが。 

ところで、2月24,25日に選挙を控えたイタリア。 
焦点はモンティ政権が取り組んだ構造改革を継続するか否か。増税,失業率,本当に困ったもの。でもやっぱり教育予算の削減はまずいでしょ!子供は国の宝。世界の宝。教育に国が力をいれなくてどうするかな・・・ 

選挙に関しては、小学校が投票会場に使用されるのは日本と同じ。違うのは、選挙前後の準備・片付けのために、毎回何日も休校にさせられる。 

なぜか選挙は日曜日と月曜日に行われるのだが,次男の小学校は、22日金曜の午後から学校は休校となる。でも給食を食べ午後2時に下校なら、通常通り4時半まで延ばしたって大したことないじゃない?本当にその日から準備するのかなあ?選挙後も火曜日,水曜日が休み。始業は28日木曜日から。しかもその月はカルネヴァーレもあるので、14,15日が休み。 

イタリアの学校は2期制で2月に前期の成績がでるので、先週あたりまでに,試験があった様子。もう成績がついたからよし、ということか?! 

国は、教育費の予算を削るだけじゃなくて、授業日数も平気に削る。どういうこっちゃ?! 

とはいえ、イタリア人はSettimana Bianca(セッティマーナ・ビアンカ)直訳すると『白い一週間』となるが、冬の間に雪山にヴァカンスに行くことをさす。私立の学校によっては、1週間休校にするところもあるが、公立は関係なし。家庭が自主的に子供に学校を休ませるのだ。それも日本人としては、感覚的に信じられない。 

年明けにItamaのスタッフのチーム・ビルディングが企画されていたが、どうも日程が決められず投票で2月11日に決定している。けれど、ふたを開けてみたら、Settimana biancaで行けない!というメンバーも・・・。何が大事なんだろうなあ。 

子供は国の宝。教育は国と国民のためにあるのではないの?教育に力を入れなくてどうするかなあ・・・ パンチ