ミラノの市庁舎であるマリーノ宮で開催中の「AMORE e PSICHE」展。 毎年、ミラノ市から市民へのプレゼントして芸術作品がマリーノ宮にて無料展示されているのだそうだ。知らなかった。普段からマリーノ宮に入ることさえないのだから、なんとかしていきたいと思っていた。

9時半開場。
次男を送って、直接出かけると早すぎるので、ちょっと遠回りするようなバスとトラムでマリーノ宮へ向かった。9時20分到着。13番目。あれよ、あれよという間に、高校生の団体やら小学生の団体も並び始めた。
20人くらいのグループで回り始めるのだが、この企画のカタログ制作にかかわったという芸術員によるガイドだった。まだ若いのに、蝶ネクタイをし、あごひげをはやし、口ひげはダリのように左右上に持ち上げて固めた髭に目が釘付け。微妙にまだ短くない?と思いつつやっぱりゲージツ家は違うな・・・と一人関心してしまった。爆 後からググッたら、あ~ゆ~髭はカイゼル髭というらしい。
こちら左側、フランソワ・ジェラールによる、「プシュケとアモル」 (Psyché et l'Amoir) <1798年 189×132cm | 油彩・画布 | ルーヴル美術館(パリ)>から観始める。
「アモルとプシュケ」は2世紀にローマの詩人アプレイウスによって書かれた「変容」(または別名「黄金のロバ」)に出てくる挿入話で、愛の神様アモルと人間の女の子プシュケのラブストーリー。
ヴィーナスに妬まれるほどの美貌の持ち主だった人間の娘・プシュケ。 その嫉妬心から、ヴィーナスは息子のアモルを送り込み、プシュケがつまらない男と結ばれるよう、アモルに恋の矢を射させようとする。ところが、そのアモル自身が、プシュケに恋をしてしまう・・・
ファンチュッレ(子供)ということで、12歳くらいなのでは・・・という話だった。うちの長男が13歳。すると、私か私より若いくらいの母親が、美しさのあまりに嫉妬してしまった小娘に、つまらない男と結ばせようとし、結局自分の息子とくっつかれてしまうという話なのか・・・?!嫌じゃのう・・・
こちらは、イタリアの彫刻家・アントニオ・カノーヴァによる「アモルとプシュケ像」(Amore e Psiche stanti)。
プシュケとはギリシャ語で「心・魂・蝶」という意味があるそうで、両方の作品に蝶が存在している。
ヴィーナスの息子「アモル」、別名「クピド」・「エロース」日本では「キューピット」の名でおなじみだが、国により呼び名が違うので、注意しないといけない。
プシュケ「魂」は、アモル「愛」と結ばれることを求めるという哲学的寓意も込められているという。
人間の「魂」は、と神のアモルとの「愛」。それを「プラトニック・ラブ」ととることもある、と上記ガイド・カイゼルが言っていた。
美に対するプラトン的な愛(プラトニック・ラブ)によって人間は神の領域に近づくことができるということか。
こちらは、自由にもらえたしおり。
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ミラノ市民への高貴なプレゼント。
13日まで。是非是非、来て・見て・触ることは出来ないけれど、感じてほしい。
