イタリアの警察 ~ その1 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

昨日の日記といい、イタリアの「郵便局」「警察」「役所」関係はネタがつきない。 

ところで、イタリアの警察には、いろいろな種類がある。 

国防省に所属する国家憲兵は、Carabinieri・カラビニエリと呼ばれる。 
前身はサルデーニャ王国の騎兵部隊であり、1814年まで遡ることができるという。国家憲兵としての性格を生かし、平和維持にも投入されるため、長男の野球のチームにいたアメリカ系イタリア人のパパ友は、2年間コソボに単身赴任しており、最近になってやっと帰国。(FBで画像を見る限りは楽しそうだったが。笑) 

また内務省所属の国家警察。(Polizia di Stato) 
その中には、我々外国人の滞在許可証を扱うQuestura(県警察本部)や機動隊、ローマでよく見かけた騎馬隊、海上・山岳警察などなどがある。 

ちなみに、よく自転車で回ったり、学校前の交通整理をしているのは、自治隊警察(Polizia Municipale),他にも経済財務省所属の財務警察(Guardia Finanza)、司法省所属の刑務警察(Polizia Penitenziaria)などなど書いたらきりがない。・・・とはいえ、就職って一般公募なのだろうか?それともコネ?! 

まっそれはよいのだけれど、在イタリア19年。警察にお世話にならないはずがない。まずは、外国人の滞在許可証でお世話になるのが、国家警察。はじめに県警察本部、または中央警察と呼ばれるQuesturaにお世話になる。その後の更新云々は、住居のある管轄内の警察分署Commissariatoへ出かける。盗難届けなどもそう。 

ローマのQuesturaは最悪だったが、その後お世話になった地域の警察は常に親切・丁寧であったし、このミラノでも嫌な目にはあったことがないが、なぜかミラノに来てまでも、出会う警察官はべたべたのローマ弁やナポリ弁を話す人が多いのはなぜ?!笑 

話はとぶが、もうかなり前にわが家は、半永久の滞在許可証を取得しているが、子供が14歳、16歳になると新たに諸手続きがある。この春にも、長女が16歳になり、彼女自身の滞在許可証を更新したのだが、2年前になぜか彼女だけ、Carta di Soggiornoであるはずが、滞在5年未満のPermesso di Soggiornoに間違えて発行されていたことが、今年になって判明。(警察のオンラインのPCで見ない限り我々にはわかるはずもなく)それは、問題なく変更できたからよかったものの、郵便局を通じての手続きで127ユーロを支払ったのだが、未成年はただだったと警察に教えられた。なので100ユーロ払い戻しの手続きを教えられ、書留で警察に送付し半年後。11月29日付けの手紙で再び払い戻しの手続きをするよう中央警察から送付されてきた。しかも到着は2週間後の12月半ばに送られてきた。 

なんで???しかも、もう一度送付しなおすのに、今度は14.62ユーロの印紙を貼らないといけない。払い戻し金額が減っちゃうじゃん!!もらえないよリはいいだろう・・・と夫。手続きするのは誰?払い戻しされる口座は誰名義?(夫の・・・)私は何?誰?ったくさ・・・結局やらなきゃ、誰がする?!しぶしぶ印紙を買ったわよ。でもこれを郵便局で送り返せば、どんだけ日数かかる?!もう郵便局で待たされるのも嫌だわ。しかも、手紙受領60日以内に・・・とあったので、今朝県警の会計本部へ出頭してきた。 続く・・・