夏のお中元の場合は、地方によって1か月ぐらいの差があるが、お歳暮はほとんどの地域で12月初旬から12月いっぱいというのが一般的だという。
かつては、お歳暮に使う品は年越しに必要な御供え物を贈ることから、塩鮭、塩ぶり、数の子、するめ、もちなど食料品を送る風習だったという。そして、厳密に言えば、関東では12月初旬から12月31日、関西では12月13日から12月31日までとされているが、暮れも押しせまった忙しい時期に届いても迷惑なので、できれば20日くらいまでが無難かな。
「義理と人情とお歳暮は忘れるなよ~」よく、中学の頃の数学の先生が冗談で言っていた。「鶴の恩返し」という民話があるが、あれが日本人の大切とするものなんだろうなあ。
とはいえ、イタリアでも「イタリア版お歳暮」は存在する。
クリスマス前に食料品やワイン、オリーブオイル、チョコレート、ヌガー、レンズ豆に、コテキー二(豚のソーセージ)などを籠にいれて、送るのだ。クリスマスイブに必ず夫は、パネットーネと共に会社に届いたものを自宅に持って帰ってくる。私は、荒巻き鮭とかタラバガニのほうが嬉しいんだけれど・・・。
有名なバールやパン屋さんなどで詰め合わせをしているところもあれば、お菓子の卸問屋なので、つくることもある。
・・・ということは、イタリア人も義理堅いということか?!とはいえ、コネや賄賂がまかり通る国だからな・・・笑
学校の先生にも、クリスマスと学年末には、お礼をするのが、普通。大抵はクラス費を集めてその中から使用するが、「そういうことはやめてください!」ときっちり断る先生もいれば、「今年はどこどこの商品券がいいわ・・」などとリクエストしてくる先生もいるとか。
昨年私は、次男の先生に折り紙のプレセピオをプレゼントした。一番手がかかる子だからね・・何かと気を使うのよ。笑 とはいえ、今年はアイデアなし。どうしたものかな・・・
筆で「義理と人情」とでも書いてみようか。額に入れて飾ってくれるかも。爆