ITAMA 2012-2013 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。



在ミラノの外国人女性のための託児所付きイタリア語教室が開設され、早4年目(私は正式にメンバーになって3年目)に突入。昨日2012-13年度の始業に向けて、スタッフ・ミーティングが行われた。

すでに、日本人の方からは数人、直接問い合わせが来ているが、10月開講のための受付が来週から始まる。毎年、どれくらいの応募者数があるのか想定できないし、ましてや子供の人数も把握できず。昨年度は最終的に14名預かったが、今年はとりあえず12名の予定。それを国籍、男女、年齢、月齢バランスよくとる。

地域的に、アラブ系の移民が多く、また日本人に比べると生活的レベルも、また文化面もあまりにも違いが多く、平等に、そして合同 に勉強していく、というのは非常に難しいようだ。

筆記用具を持ってこない生徒も多いようだし、日本人であれば、受付の時点でメールアドレスを記入してもらえば、連絡はメールでできそうなものを、そうはいかない。それどころか、連絡先の携帯電話番号を記入してもらっても、アラブ系の生徒は、自分の携帯電話を持っておらず、夫の連絡先を書く人も多い。こちらから連絡を取って、嫌な対応をされた、ということも過去にあった。アラブ人の女性は虐げられている、という人もいるが、実際は何もわからない。彼女たちも自分たちからは何も話さないので良くわからないし、彼女たちは閉鎖的だ、と非難するイタリア人も多いが、それはこちら側も彼女たちを理解しようとしないと何も わからないこと。少なくとも、学校へ来ようとしている女性たちは、まだまだオープンな方だと言うことを理解しておくべきだと思う。

われわれグループは、日本でいうNPOに認定され、生徒からは一切お金をもらっていない。が、昨年までは資金繰りが大変で、頭を抱えていたが、幸いなことにスポンサーの銀行もつき、だいぶ経済的にも楽になった。

けれど、途中でフェード・アウトする生徒をふせぐために、どうすべきか?寄付金をだしてもらうか?などという少数派の意見も出た。ペナルティということか?

でもどうなんだろうね・・・『ボランティア』団体として、ボランティア側は、相手、生徒に対して強要することはできないのではないか?その考え 方で、常にもめるのだ。私たちは、お金をもらわず奉仕として、仕事をしているのよ!というような態度は決して出してはいけないのでは?私たちの活動をリスペクトしろというのだったら、それは『傲慢』だろう。(あ・・・でもいつも子供にいっていることか・・・あちゃ~。)

与えることによって与えられる

私たちはこの精神で対応すべきであろう。

今年度からCILS(チルス・Certificazione di Italiano come Lingua Stranie・イタリア語検定)対策のクラスも開講。


受付
9月19日(水)及び21日(金) 9時半~ 11時
12月までの毎月第1水曜日 9時半
開講
Cils 10月3日 9時半~11時半
一般 10月10日 9時半~11時半

毎年、子供たちを幼稚園や保育園に送り出しており、今年度もほとんどが新たな乳幼児がやって来るはず。体力的には非常に疲れるけれど、エネルギーを吸われても、泉のように新たにわいてくるのがわかるから、辞められないんだよな~。笑
http://www.italianopermamme.it/ 
http://ameblo.jp/sofiamilano/themeentrylist-10044417425.html