始業と共に、元の生活が戻ってきた。
というよりも、余計に忙しくなった気がする。子供が多少大きくなれば、手がかからなくなるかと思うと、違った用件で忙しくなるのだ。頼まれることも多いし。>時間と手がたりない、私の分身がほしい・・・!!とMixiでつぶやくと,親切にも分身の術を教えてくれた人がいた・・・ってあるわけない!
>忙しいほうが性に合ってるでしょう? なんか、嬉しそうだもの!どMね、君も・・・とメッセージをくれた友人もいる。そうそう、結構忙しいほうが、かえってフットワークがかるくなり、効率よく物事が片付いていく。働いていたときも、忙しいほうが逆に張り切ってしまったくらいだ。笑
・・・が今日は失敗した。
10月開講のため、来週から受付が始まるITAMAのスタッフ・ミーティングが朝一番あった。毎回、毎回決めることがあまりにも多く、宿題がいくつか出た。
その後、友人とランチ。毎年夏休みがあけると、会う仲間。チェントロに向かってまずはトラムに乗った。緊急注文の入った編みぐるみを作り上げないと・・・バッグに持っていたが、その前に書いておかないと・・・別のバッグからメモ帳を出して、書き出していると、目が疲れた感じがしたので、編み物をせず考え事をしていた。Cordusioで降りて、地下鉄に乗り換えた。あれ・・・っ?!こんなに私の肩は軽かったっけ?よく見てみると、編み物を入れていたバッグがないではないの!!あのトラムだ!!
すぐに地上に上り、近くにあったATM(ミラノ交通)のオフィスに飛び込み、今通りすぎた16番トラムに忘れ物をしちゃったんですけど・・・というと、すぐにそのトラムを調べて直接運転手に連絡を取ってくれた。座っていた場所を告げると、とにかく今は運転手も運転中で、荷物の確認ができないので、そのトラムがまた、ここを通るときにあれば持ってきてくれるようにするから・・・といって事務所の電話番号をくれた。待ってても仕方ないか・・・約束のランチの場所へ向かう。
あれっもしや、私はあのバッグははじめから持っていなかったんじゃないか?もしかしたらITAMAのミーティングでそのまま教室においてきちゃったのかもしれない・・・最後に話したパオラに電話して、「別れ際、私バッグを1つ持ってたか2つ持ってたか覚えてる?」と電話したが、記憶にない・・・という。ITAMAを出てトラムに乗るとき、友人に電話をしたんだよな・・・その時バッグは持っていたのかな・・・ま~ったく思い出せず。そうこうしていたら、まったく違う方向に歩いていってしまった。あちゃ~。
編みぐるみは、別の糸で編むとしても、お店の板さんのお子さんにお守りを持っていこうとしてそのバッグに入れたんだよな・・・他に何が入っていたんだっけ???
食後すぐにCordusioのATMへもちろん向かったが、もし無かったら、ITAMAの校舎へ寄っていこうと思った。が、念のため、ATMの事務所へ電話をいれると、「黒いバッグ?帽子がはいっているやつ?」といわれ、あちゃ・・・帽子も入っていたんだわ~と思い出した次第。事務所へついてバッグの中をチェックすると、元の通り。ありゃりゃ・・・めがねも入っていたわ。ITAMAのポスターも・・・それでも、受取証を書くのに、事務員が判を押すためのスタンプがないといって、10分近くも待たされた。机の引き出しを全部あけ、机の下も這って何度も探しているが、どこにもないようで、結局白いスタンプ台に黒いインクをたらし・・・本来なら待たされて頭に来るようなことも、今回は私のへまで笑って待っていられた。
「忙しい」とは「心」を「亡くす」と書く。
逆に私は充実感を感じるし、昔からメモ魔なのだけれど、忘れ物をしたり、記憶が飛ぶっていうのは、やっぱりまずいわ。フリーズしまくるマルチタスクのiPhone化か・・・