新学期スタート | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

待ちに待った(親が?!子供も?!笑)新学期がスタート。
地獄の夏休みだった。

皆、日焼けしてピッカピカの明るい顔で登校するのに、我が家の次男は、この世の終わりのようなくらい顔・・・それもそのはず、宿題がばっちり残っているため・・・。君のような子を「蟻とキリギリス」のキリギリスというんだよ!

昨夜、11時まで宿題をやったけれど、途中大量の鼻血が出て断念。我が家って私以外は、なぜそんなに血の気が多いかな~。すぐに鼻血をだす。夫の場合は、高血圧のためなんだけど・・・。

今朝6時半に起きて、宿題をはじめたけれど、算数とイタリア語が終わらず。今朝は10時登校の長男も一緒に起きて、見ていてく れたけれど、あまりにも自分 に頼る弟に嫌気がさしたのか、「なんでそんなのわかんないんだよ~。お前はアホか?馬鹿か?AKBか?!」怒鳴られている。とほほ・・・。「お腹が痛い」と言い出した。「今日は12時半まで。我慢、我慢!」無理やり送り出した。

あ~たまんない。

今朝は、夫婦で見送りに来ている家庭は普段より多かった。おじいちゃん、おばあちゃんまでいるぞ!さすが、イタリア!!学校の前のパロッキア(教会)のパードレまでいるぞ!!学校は普通の公立なのだが、いつも学校前のパードレが子供たちを見送りに来ているのだ。 


そして、今日だけ12時半に下校。
下校は、最年長の5年生から担任が児童たちを連れて出てきて、保護者またはシッターさん が、 それぞれピックアップしていく。長男は小4のときに、その学校に転入したので、いつも出てくるのは早かったが、次男は1年生から出迎えているので、いつも待たされる、待たされる・・・。今年から3年生。ちょっとは、早く出てくるのが嬉しい。

電車でもエレベータでも「降りる人が先」。じゃあ、学校の門も出てくる人が先。それなのに、どば~っと門の前に保護者たちが群がる。保護者が門をふさぐから、出て期待児童たちが、ふん詰まり状態。おっと失礼。一度は、PTAが綱を持って、児童用の通路を確保した時もあったが、そのPTAの子供が卒業したら、そのシステムもなくなった。そこの学校の卒業生だというパパ友がいうには、この学校は、40年前から同じだよ、という。学ばないんだよな~、イタリア人は。 



初日だというのに、いまだヴァカンスから戻ってきていない家庭もいる。せっかくの宿題も担任は、やったかどうかはチェックするものの、答えまでは見てくれない。なんだかな・・・しかも、始業と同時に、今週の金曜日はショぺロ(スト)。これだから公立は困っちゃう。しかも、義務教育である中学も今年から、教科書代の補助が出なくなったから、どこもきついはず。長女+長男の教科書代で500ユーロと9セントかかった。は~。

まーまーまー、とにかく、新学期スタート。心機一転、はらはらドキドキではなく、わくわくドキドキでがんばろう♪