季節はずれのうぐいす | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

毎朝、どこからともなく「ホーホケキョ」と耳にする。 

あれっ季節はずれのうぐいす?! 
だって、俳句では「うぐいす」は春の季語でしょ? 
なんだ、気が狂っちゃったの??? 

うぐいすは、 「ホーホケキョ」と美しい声で鳴く、日本三鳴鳥の1つなんだそうだ。 「ピリーリー」 と鳴くオオルリと 「ヒンカララ」 と鳴くコマドリ。鳴き声を聞いた記憶なし。それでも、「ホーホケキョ」と耳にすれば、子どもの頃は、春の訪れを実感したもの。なので、春告鳥(はるつげどり)とも呼ばれる。そして、その年初めて聞いた鳴き声は有難がられ、初音(はつね)と言うんだそうな。なお、鳴き声が「法・法華経」と聞き取れることから、 経読鳥(きょうよみどり)という異名も持つという。風流ですね~。 

とはいえ、うぐいすの声は聞いても、姿自体を目にした記憶はなし。きっとうぐいす色というくらいだから、あのしぶいオリーブ色がかった茶褐色なんだろうけれど、 体長はオスが16 cm、メスが14 cmで、すずめとほぼ同じ大きさだという。とはいえ、日本のすずめは小ぶりだけれど,イタリアをはじめ地中海沿岸のすずめは、結構丸々して巨大な気がする。一度、店の外側のテーブルでアペルティーボを楽しんでいると、つまんだポテト・チップめがけてすずめが飛び掛ってきたときは、カラスか?!と驚いてしまった・・・・。 

・・・といつものごとく、話がそれてしまったが、 調べてみると、うぐいすは、実際には春にだけさえずるわけではなく、繁殖地では渡来してから渡去するまでの長い間、場所によっては8月中旬、遅いと10月初旬までさえずっているのだという。 梅雨が長かったり、または、日本海側で雪が多かったりすると、幼鳥の巣立ちが遅めになったりすることもあるそうだ。鳴いているってことは、つまり繁殖期。「彼女がほしい~」「結婚した~い」とでも叫んでいるのだろうか。笑 

鴬の蝉にせりあふ木末哉(こぬれかな)by正岡子規 

そろそろ鳴き声が重なる時期でしょうか。騒がしい朝となりそうだ。