感謝の気持ち | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

次男が、体験入学を始めてから、ご飯のときに、両手を合わせて「いただきます」というようになった。

学校でやってるの?というとそうだ、という。

日本のドラマを見ていると、食事の前に両手を合わせて「いただきます」というシーンをよく見かけるが、実家でそういうことはしてこなかったし、学校でもそういう経験は無かった。因みに、海外では、日本人を見ると、胸に両手を合わせて挨拶してくる人がいるけれど、タイじゃあるまいし・・・・と思ってしまう。笑

又、カトリックでは,食前・食後の祈りがあるが、心の中で唱えてただ、十字を切ってしまっているだろうか。

話は基、「いただきます」は、「私の命のために動植物の命をいただきます。」という意味。そして、「ご馳走様」は「馳走になりました」のことで、「馳」、「走」ともに「はしる」の意味。 食事を作ってくれた人、配膳してくれた人、野菜を作ってくれた人、魚をとってくれた人に・・・多くの人に感謝をするのを忘れないようにしてもらいたい。

以前、給食費を払っているのだから「頂きます」は言う必要は無い、と学校に申し出た親がいたという。前代未聞。恥だわ、恥。そういう人は,人に感謝をすることは無いのだろう

イタリアでは食事のときに、Buon appetito(ボナぺティート)という。Appetitoは『食欲』なので, 「よいお食事を」となるので、日本語とはちょっと意味合いが異なる。

人と人との関わりや食への感心が高まる今、「いただきます」「ごちそうさま」に教えられるものは多い。子どもにとってはなおさらだろう。何気ない挨拶だが、意味を知って使うことで、心の栄養になることだろう。