午後2時40分過ぎ。補習校に向かう道、バスを降りた途端に雨足が急に強くなってきたと思ったら、いきなり雹に変化。しばらく落ち着いたが、その1時間半後、バールにいて再び学校に戻ろうとするとまた雹。道路が白くなるほどに。


雹とは、積乱雲から降る直径5mm以上の氷の粒のことをいい、直径5mm未満のものは霰(あられ)と呼ばれ区別される。たしかにあれは、5ミリ以上あった。
雹がふると、下手すると車はぼこぼこにされる。あの雨の中、自転車で学校に来たゴスペルの師匠は、痛かった~といっていたが、石が降ってくるのと同じ状況なのだから、危険極まりない。日本では過去に「ミカン大」の雹を降ってきたこともあるというから、殺人的天候である。
雹は積乱雲の発生が多い夏季に多いが、地表付近の気温が高いと完全に融解して大粒の雨になってしまうので、盛夏にあたる8月前後よりも初夏の5月~6月に起こりやすいのだという。けれど、5月の雹ははじめて。驚いた。
ところで、先日、ある日本人とイタリア人のハーフのお子さんが洗礼を受け、洗礼名をNeveちゃんとなづけられた。洗礼式では諸聖人の取り次ぎを願って連願が歌われるが、司式神父はMadonna delle Neve(雪の聖母)に取次ぎを願ったが、さて、雪の聖母とは?と思い調べると・・・ローマの「サンタ・マリア・マッジョーレ」(聖母マリアの聖堂)のまたの名を「雪の聖母教会」ともいうらしい。
子供がいないと嘆いていた裕福な夫妻の夢に聖母が現れ(8月5日)、雪で示す場所に教会を建てるよう勧め、また当時の教皇も同じ日に同じ夢を見たという。(1250年頃にトレントのフラ・バルトロメオによって記述されたものであり、御出現の正確な年代は分かっていない。)
「8月に降る雪」・・・実際のところどうなんでしょうね?調べてみたら、「韓国ドラマ」にヒットしちゃったからこれまた驚いちゃった。爆 (私、ドラマ狂でもなぜか韓国ドラマは興味ないんだな。)まっどうでもいいのだけれど、8月の雹ということもありえないのだろうか?いずれにしても、昨年中国では夏に大雪に見舞われるという異常気象もあり、世の中なんでもありのような。http://
雹晴れて豁然(くわつぜん)とある山河かな (村上鬼城)
自然派ならではの一句だが、やはり都会での異常気象はこまりもの。やはり心の準備がないと、前もって予報で天気が悪いとはわかっていても、いきなりの雹には驚き、びしょぬれになり、夕方までそのままでいるにはつらいものがあった。けれど1,2時間後は雨もやみ、夜だというのに、しばらく空も明るかった。
これからミラノはいきなり夏になる・・・