数年まえ、ミラノにいらした友人(現在は帰国)がブログで『ユダの木』の画像を日記で紹介されてから、この時期になると、「これがユダの木ね」と思い出す。


セイヨウハナズオウといい、イタリア語では、そのままAlbero di Giuda。春先に花が咲いてから葉が出る。どちらかというと、古株から芽吹くように出る花。葉はハート型だが角は鋭くなく、時どき先端に浅い切れ込みが入る。細長く平たい莢(豆果)は、垂直方向にぶら下がる。
キリストを裏切ったユダが、後悔して首を吊った木とされている。また、ミラノでみる「ユダの木」は薄紫だが、赤紫という色は、裏切り者ユダが悔いて首を吊ってその血を吸って赤い花が咲くようになった、と言われているんだそうな・・・恐ろしい。
個人的には、ユダに関し、いろいろ思うことがある。いずれにしても、所詮人間は弱いもの。木を見るたびに、嫉妬心やプライドが信仰を崩壊させ、主イエス・キリストを裏切ることもあるのだと忠告されているようだ。
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