Family 2012 ~ 研修会 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

カトリックのFamily 2012/ 『第7回世界家庭大会』開催までについに一ヶ月を切った。 

ようやく申し込んでいたボランティアの召集の声がかかり、今朝研修会に出かけてきた。 場所は、ミラノ中央駅近くのsalesianoのテアトロで行われた。(考えてみれば夫の会社のまん前じゃないか!!)サレジアーノはドン・ボスコが創立した「サレジオ会」。愛の教育として、青少年教育にも熱心で、今年の私の守護聖人でもあるのだ!! 

9時から受付が始まり、実際に研修会が始まったのは9時半。こんなんじゃ当日はどうなってしまうのだろう・・・苦笑 とはいえ、やはり会社や自己啓発セミナーなど違うのは、やはり『祈り』から必ず始まるということ。スクリーンを見ながら今回の「ボランティアのための祈り」と「パードレ・ノストロ(主の祈り)」を唱えた。 

4月23日付けで5682人のボランティアの応募があったという。ミラノおよびミラノ近郊は、各地で研修が行われているが、今日はポンテでありながら150人くらいの人が集まっただろうか。やはりサレジアーノの学生とあとは、中高年の方がほとんど。 

まず、ボランティアとしての心得、大会は5月30日より三日間であるが、それまでの準備、必要な仕事とボランティアの人数と場所の説明、教皇ベネディクト16世の行程、ミサでのセキュリティ云々・・・午前2時間(1度休憩あり)と午後2時間に渡り指導を受けた。 

休憩は、サレジアーノのメンサ(食堂)で。午前中の休憩も手作りケーキにコーヒーのサービス(有料)があり、驚いた。同じパロッキアから4名知り合いが来ており、一緒に昼食。 

教皇のミサに参列しようと考えていたので、この参列のためのパスが5月13日までに申し込みがあり、子供はどうしたものか・・・と考えていたが、どうもセキュリティとして仕事になりそうだ。とはいえ、パパ様のボディ・ガードのようなセキュリティではなく、Accoglienza(アッコリエンツァ)もてなしとしてのサービスだと思えば、肩に力を入れなくてもいいだろう。 

他者に対するDisponibilità(ディスポニビリタ)援助、協力などで役立つ気もちというのは、誰もが同じではないと話があった。がむしゃらに働こうという気持ちには個人差がある。その差は誰かが埋め合わせればよい、という話は、いつ・どこにおいてもいえること。 

それにしても、まだまだイタリアはメール連絡が普及していないのは驚きだ。このFamilyのボランティア云々申し込みは、サイトを通してのみなので、PCが使えなくては除外されてしまう。携帯メールは?といえば、もっと使いこなされていない。自分のメールは会社でしかチェックしないので、休み中にFamilyの連絡が入ったらどうすればよいのか?という人も多かった。ちなみに子供の学校の保護者の連絡先も多くの人が、会社でのメールアドレスを書いている人が多いのは驚きである。そのわりに、Facebook上に、意見交換の場もある。矛盾してるなあ。 

ところで、パパ様のミサはミラノ最大のパルコ・ノルドにあるセスナ機専用の空港で執り行われるが、交通機関で近くまで行くには、かなり限界がある。公園の周りにある駐車場も観光バスは500台は駐車できるスペースを確保してあるが、前もって登録されたナンバー・プレートしか駐車できないようだ。交通規制もかなり厳しくなる。現在建設中のM5(地下鉄・サン・シーロ~ビニャーミ 距離にして12.6キロ。26分予定)がこのイベントにあわせて途中のザーラから(ビニャーミ間)開通予定とされているが、さあどうなるだろうか。 

5月10日以降に実際の仕事の配備および指示が下され、スタッフとしてのポロ・シャツも2枚配布される。いよいよ、はじまる・・・ 

こちらは、研修会会場で購入した一冊。「Unita e aperta』(「一致と心の広さ」・・・とでもいおうか)  

今回の大会のテーマである「家族、仕事と祝日」についてパパ様が考究しており、それに加え、教皇庁家庭評議会議長・エンニオ・アントネッリ枢機卿およびミラノ大司教・アンジェロ・スコラ枢機卿による前書きも興味深い。 

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