例の俳句の朗読会に出かける際、走っている人の姿を見かけた。
いやいや、寒そう。
はじめに言われていた、Uccello通りには誰もおらず。
えっ???小さな通りだった。ネオ・ファシズムに使われたというVilla Tristeは門が閉められ、ひっそりとしている。どういうこと?通りの端までいくと、突き当たり近くの屋根のある場所にミラノ市長のピサピアのシンボルであるオレンジ色の傍とレインボー・カラーのPACEの旗を発見。先日声を掛けてきたオレンジ色!の髪のおばちゃんも発見!!場所が急遽変更したらしい。Villa Tristeの催し物は午後4時なので、その時に開門するらしいとのこと。
雨だったこともあり、集まっていたのは数人。ふとみると、ニコニコ笑って人のことをみている男あり。太極拳のマエストロだった。「お~っなんでここに?!」向こうも「お~っなんでここに?!」とお互い驚き。あちらはただの通行人だったらしいが、興味本位にちょっと聞いていこう、とそのまま立寄ってくれた。幸運なことに、一緒にでかけた友人M子さんが俳句についてイタリア語で説明してくれた。フュ~っ。私は不勉強のため、何もきかないで!!状態だったので、安心。
もともと詠んで欲しいといわれていた2つの句をM子さんが詠んだので、私は本を渡され、好きなのを選んで!といわれた。さー何にするか・・
春雨や降るともしらず牛の目に 小西来山
春雨とは、春の雨のことをいい、中華食材のSpageghetti di Soiaは日本語では春の雨、つまり春雨というんです。と説明すると「へ~」っとイタリア人。雨が降っても、牛の目に見えないのは、今日の私たちみたいね~と皆で大笑い。俳句はイタリア人の間でもじわじわ人気が出てきているという。また違う日本ブームをみた感じ。
午後から『世界家庭大会』Familyのボランティアの集会に出席。
S.Siro地区の6つのパロッキアのボランティア達数百名が出席した。地域の集まりという事で、かなり知った顔もあった。本当に知りたかった具体的な、仕事の内容、役割、日程などは、とにかく連絡待ちということで、何も進展が無かったが、世界中からやってくる信者の家庭への受け入れ及び教皇べネディクト16世の存在を信者としていかに受け止めるかという熟考は、自分の信仰を省みるために、非常によい機会だった。
新約聖書「ヘブライ人への手紙」を引用し、神に喜ばれる奉仕:兄弟としていつも愛し合いなさい。旅人をもてなす事を忘れてはいけません。そうすることで、ある人たちは、気付かずに天使達をもてなしました。・・・旅人を親切にもてなすことが天使をもてなすことであると言うホスピタリティ精神。「ホテル」「ホスピタル」「ホスピス」「ホスピタリティ」は、同じラテン語のhospesを語源に持ち、hospesは「客と主人」の両方の意味をもっている。本来、「見返りを求めない自発的な行為」つまり「無償の愛」は究極のホスピタリティ精神であり、隣人愛の基本であるという。
教皇の存在、その場に一緒に居合わせる・・・ということは、どういった意味があるか?神と教皇の違いは。メモは沢山取ったが、自分の中で、上手く言葉として(日本語として)表現するのは非常に難しい。心の安らぎの中で、いかに神をみつめるか。目に見える教皇とは、いかに一緒に歩んでいくか・・・
大会まであと44日。
私に何をお望みですか?
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