一週間遅れの復活祭 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

明日(日記の日付け的には今日)は東方教会の復活祭。 

いわゆる、ロシア正教会、ギリシャ正教会などを含む、中東・ギリシャ・アナトリア・東ヨーロッパに広がり成長したキリスト教諸教派のこと。 

東西教会の分裂の流れ 

「春分の次の満月後の最初の日曜日」というのが復活祭の日付の決め方の原則だが、正教会においては、天文学的な「春分の日」ではなく、ニケア公会議のあった西暦325年の春分の日であったユリウス暦の3月21日を「春分」とし、次の満月後の最初の日曜日とするようだ。このことから、いわゆる「春分の日」とユリウス暦の「春分」との間に満月が入ると、復活祭の日が大きく日がずれることになる。「春分の日」とユリウス暦の「春分」との間に満月が入らないと、復活祭の日が一致することになる。 

ちなみに、2010年、2011年は東西教会の復活祭は一緒だった。次に一緒の復活祭を祝うのは2014年。 

一度、地元の教会で東方教会の復活祭のミサが行われたが(出席はしていない)なんと4時間に渡るミサだったという。すごすぎ・・・ 


ルーマニア人の友人は、Verza(ちりめんキャベツ)をひたすら食べるといっていたけれど、どうも酢漬けのキャベツでロールキャベツを作るらしい。また、卵も茹でて赤く染めるんだとか。 

お国変われば、なんとかで、復活祭おめでとう!ではなく、「Crists a inviat!」 (キリストは、復活したね!)そして、その返事として「Adevarat a inviat!」(本当に、復活したね!)と挨拶するのだそうだ。 

友人にメッセージを送ってみようっと。