マイナンバー | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

昨日の天声人語にも出ていたが、最近メールのチェックなどをしていると、画面の脇に、自分好みの本を先方が薦めてくる。はてな???購入歴が蓄積されるほど「おススメ」は琴線を心得てくる。ちょいと気味悪い。相手は私をかなり知っているぞ。 

昨年の夏、ドラマ・「絶対零度」・第8話では、立て続けにおきているある殺人事件の被害者達は、みなあるネット・ショッピング・サイトの会員だったということがわかる。 
http://www.fujitv.co.jp/C-273/story/index08.html 
顧客情報は、登録したカードを使えば、そこから購入履歴だけでなく、その人の趣味・嗜好までなんでも分かるようになっているようで、恐ろしいと思ってみていた。 

電車のIC乗車券、クレジットカード、診察券、携帯電話。日々のあらゆる行動が電脳空間に記憶、蓄積されていく。いまのところデータは散在しているが、誰かが何かの意図で寄せ集めれば、「私」はたちまち裸にされてしまう。そんな電子網への危惧が募る時代に、政府の「共通番号制度法案」が閣議決定されたという。国民1人ずつに番号をつけて所得や年金、診療などの個人情報を管理する制度だが、政府の調査ではまだ8割の人が内容を知らないようだ。 

イタリアにも、州のカードが個人・個人に発行され、どこまで何が管理されているのか、いまひとつ不明だが、医師や薬局にかかる際は、それが必要だし、図書館へもそのカードで図書の貸し出しができる。 

けれど悪用の恐れは?オーソン・ウェルズの「1984年」のように偉大なる兄弟、Big brother is watching youってかなり不気味なんですけど・・・。 

2005年に個人情報を保護する法律ができた。電話帳は公開された個人情報なんじゃないかな?とはいえ、電話回線の利用を申し込んだ際に電話帳に記載するか、しないかを本人に確認し、記載希望者のみの情報(電話番号・住所・氏名)が掲載されることになっているそう。その後は本人が掲載の停止を希望しない限り、継続して電話帳に記載され続けるということになるそうだから、「あらかじめ本人の同意」といわれてしまうとどうしようもない。 

日本ではiタウンページというのがネットであり、場所・業種を絞り込んでいくと、いろいろと検索できるが、さすがに個人データは掲載していない。が、イタリアでは、パジネ・ビアンケ(ホワイト・ページ)というのがネットであり、名前と住所をいれると、これまた、同意した人のみだろうが、自宅などが公開されちゃうから、さあ大変。もちろん、我が家の名前はでてこないし、さすがに長友の名前をいれてみても、出てこなかったから、ちょびっと残念、それでも安心。 

いやいや、Facebookでも平気で自宅の電話番号やら携帯番号を載せている人をたまにみかけるが、危険すぎるわ。ちなみにその人、泥棒に入られ、車を盗まれたっていってたわ・・・。まっそれをいうなら、Mixiをはじめ、SNS的サービスを通じ、ストーカーやら宗教、悪徳商法などにも個人的ターゲットにされることもありえるだろう。どこまでどう気をつけて、どう防御できるものなのか。 

ちなみに、上記「共通番号制度」は、「マイナンバー」と言い換えるのだそうだ。親しみを演出したいのだろうか?!いや、私の名前の「マイネーム」ではなく、番号で管理されるとは、どうも嫌悪感を感じてしまうのは、私だけ?