ここがヘンだよイタリア人 ~ 贈答品の上限 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

この時期になると、補習校の各クラスで、担任へのお礼やら食事会の企画がされる。あくまでも、担任の先生へお世話になった感謝の気持ちをこめて・・・ということであったが、先日の学級委員会では、日本では一般的にしていないこと。良くない慣習。ということで、(原則的に)禁止令が出た。 

確かにね・・・長女が低学年の時には、そんな事していなかったもの。けれど、イタリアの学校では、公立であろうが、私立であろうが、クリスマス、そして学年末には先生にプレゼントはするし(全教科の先生)、ピッツァータ(単にピッツァ屋さんでの食事会)が行われるのは、普通。その習慣を補習校に誰かが持ってきて、それが恒例となったもの。3学期もそろそろ終了・・・となると、さて、今年はどうし ましょうか?となる。 

さて、先日、公務員が受け取ってよい贈答品の上限が決められた。http://www.corriere.it/economia/12_febbraio_08/monti-austerity_c5e1ea04-5284-11e1-9430-803241dfdaad.shtml 上限は150ユーロ。 

2011年の11月にヨーロッパ議会で同様に、ヨーロッパ議会の議員は、150ユーロを越える贈答品や便宜をはかってもらってはいけないと決定していた。 

人間関係は『義理と人情とお歳暮』と中学の頃、数学の先生がいっていて、へ~そういうものなんだ・・・と思ったことがある。イタリア人には、人情はあついが、義理はどうだろうか?でもお中元、お歳暮はあたりまえ。私は実際には、見たことがないが、病院によっては、○○先生には、手術に立ち会った場合のお礼はいくら。診察の場合は・・・などとリストが公然と貼られているところもあるという。では、お金の無い人は、よい医療は受けられないのだろうか? 

たしかに、イタリアはコネがあれば生き易い。友達の友達・・・といってお礼はしなくとも、よくしてもらったことは沢山あるもの。お礼をもらっちゃえばそれは、賄賂になってしまうのでは? 

こちらは世界汚職ランキング↓ 
http://matinoakari.net/news/item_77349.html 

汚職・腐敗防止のために活動する国際非政府組織(NGO)、トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)が発表した2011年の世界汚職認識指数(CPI)。 

同指数は、183カ国・地域を対象に、汚職・腐敗についての独立調査に基づいて10(非常に清潔)から0(非常に腐敗)のスコアでランク付けしている。北朝鮮は昨年初めて対象国となったが、スコアは1.0でソマリアとともに最下位だった。 

そして、最も清潔とされた国はニュージーランド(9.5)で2006年以降6年連続でトップとなっている。2位はデンマークとフィンランド(9.4)。アジア地域ではシンガポール(9.2)が5位で最高だった。ちなみに日本は8.0でドイツと並び14位。 

注目のイタリアは69位。中国が75位。上には上がいるということか! 

いずれにしても、人に見返りを要求し、便宜を図ってもらうというのは良くないだろうが。それが、立場が上になればなるほどよくないし、公の人はなおさら御法度!上限をつけるというのは、どうも甘ちゃんなのでは・・・。