ITAMA ~ 小児科会談 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

3日続けてのITAMAネタ。 

今日は、スタッフの一人の御主人の小児科医を招いて、生徒達に、イタリアでの小児科に関わる医療の話をしてもらった。本来、私の出席する日ではないが、日本人の学生が理解できるかどうか・・・といわれ、助っ人として参加。とはいえ、通訳ではなく、あくまでも補助ということで、彼女達のアシスト。 


日本では、小児科学といえば、新生児から思春期(だいたい12歳位まで)を対象として診療研究を行う臨床医学の一分野、と定義とされているが、イタリアではASL(アズル)という国民保険の利用者であれば、14歳まで無料でかかれる。 

保健所でのホームドクターを指定し、新生児から、はじめは1,2カ月おきに検診があり、大きくなるごとに、必要な時のみ診断、というのは日本と同様だが、ワクチンに関しては、保健所で行う。国によってワクチンも違うので、そういった説明もあった。 

どんなに語学が得意であっても、その分野によって、単語というのは、未知なものである。子供のかかる病気のイタリア語名など夫は知りさえしない。まあ当たり前のこと。3人も育てていれば、そこそこに病気の名前や薬の名前は覚えても、知らない事ばかり。聴診器(Fonendoscopio)、耳鏡(Ortoscopio)、舌圧子(Apassa linguaといったような・・・)のイタリア語名なんて今日始めて学んだもの。自分の勉強にまでなってしまった! 

イタリアでの医療制度は本当に複雑。それでも生徒のほとんどは、生活も厳しい人たち。ASLでなるべく無料にかかりたい。けれど、大病院へ行けば、時間もかかり、言いたい事も聞いている時間がない。と思えば、きている日本人の生徒達は、駐在員の家庭がほとんどだし、会社の保険で賄えるということもあるのか、プライベートで英語のわかる先生へ行く事もあるようだ。 

いずれにしても、医師からはリチェッタと呼ばれる処方箋がだされ、次の検査やら薬が処方されるが、プライベートの医師のものはリチェッタ・ビアンカとよばれ、ASLでかかるものはリチェッタ・ロッサといって赤い枠でかかれた紙であったことを思い出す。へ~そうなんだ。またまた新たな学び。 

意外な質問がアラブ系の学生からばんばんと出る。数年前から子宮頸がんのワクチンが義務ではないが接種できるようになったが、男の子もするんですか?と質問。???とも思ったが、子宮頸がんの原因は、発がん性ヒトパピローマウイルスが性交渉で感染すると考えられている。ってことは、男の子にも、何らかの形で体に発するという発想だったのだろうか?いや、逆に考えすぎだろうか?などと一人で堂々巡り。 

また、ミラノは空気が悪いという事もあるが、乳幼児は、鼻かぜ、のどかぜが原因で気管支炎をこじらせたり、扁桃炎、中耳炎もよく繰り返す。日本では耳鼻科で受診する吸入器は、イタリアでは一家に一台は欲しいもの。我が家も既に2代目。子供が小さい頃は本当によくつかった。症状がわるければ、去痰剤や抗生剤もまぜるし、生理塩水だけでも鼻は通るし、予防にもなる。 

イタリア生活が長くなると、当たり前だと思っていたことが、ミラノ滞在歴が浅い、若い日本人ママたちには、驚きそのもの。 

本来は、事故や緊急に関する医療についても話をする予定が時間の関係で、途中で終了。また来て頂く事に決定。今月は他にも保健所の人がきて、婦人科の検査や、施設の利用などに関する話をしてくれる予定。また、弁護士にもきてもらって法律的なことを話してもらうということだが、私の勉強にもなるので、楽しみにしている。 


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