今が旬 ~ 白菜 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

ここ数年スーパー・Esselungaではしょうがはもちろん、もやし、白菜や大根が入手できるようになった。とはいえ、中華食材店で買うものに比べると、もやしも、白菜も大根も皆貧弱。やはり中華食材店で色艶のいい、しっかりしたものが探した方がいい。 

白菜は、気付くと毎週買っている野菜の一つかもしれない。手に持つとズシリと重く、葉の巻きがしっかりしているのが、やはり美味しそう。スープにしたり、漬物にしたり、炒め物にしたり様々。味にくせがないから、和・洋・中、肉や魚にもなんにでもあう。たんぱく質と組み合わせ、薬味にしょうがやねぎ、にんにくを加えることによって血行を促進し、冷え防止にもつながるんだそうな。 

そして、冬を代表する葉野菜達は霜が降りると甘さを増すという。これは、寒さへの抵抗性を高めるために細胞内の細胞液濃度を高め、糖度が上がることによる現象。日本では、春白菜や夏にも高原で栽培されていて一年中出回るが、、鍋物などの需要が増え、甘さを増す12月以降に出荷量が最大になる。これも一つの自然の理だろうか。 

日本で、白菜といえば、やはり茨城と長野が特産。けれど、戦前は『仙台白菜』というのが生産量が日本一だったそうだ。しかし、戦時中、交雑のせいで品種が劣化し、戦後は他の品種が登場し、「栽培が難しい」「柔らかくて傷がつきやすい」といった理由で敬遠され、仙台白菜は市場から消えてしまったという。 

昨年の震災後、復興の糧作りとして、JA全農みやぎとみやぎ生協が県内の高校生とともに「仙台白菜」の生産・販売に取り組みはじめたという。このプロジェクトでは本来の伝統野菜である「仙台白菜」を復活させるとともに、仙台白菜が生まれた100年前の歴史をひもときながらこれからの100年を積む思いで育てていきたいという。 

画像は戦前使われていた荷札のデザインを元にしたロゴマークだそうだ。 


白菜を見るたび、きっと仙台を思い出すことになるだろう。 

ちなみに我が家の白菜鍋は、豚肉をいれたり、鶏肉とともに煮て、醤油とゆず胡椒のたれで頂いたり、味噌+豆板醤のたれにすると、子供達が思い切りご飯を食べてくれる。 (いや、食べすぎか?!)

http://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/iroiro/1201/iroiro.html 
http://shinsai.jccu.coop/shien/2011/09/post-24.html