以前『新聞を読む会』という会に参加していたことがある。
イタリア語の新聞を読み、内容について話し合うサロンのような会だったのだが、講師は日本語がわかるミラノマダムだが、実際には日本語を一緒に話したことはないけれど、息子さんが両親がイタリア人でありながら、補習校に在籍しており、日本人やハーフのお子さんよりもずっと出来がよく、後輩達に『神様』と呼ばれていたくらいの秀才であった。日本語能力検定もすぐに1級に合格。日本の東大か京大にでも留学か?!と思っていたら、イギリスに留学され、それでもロンドンでの日本語弁論大会で優秀な成績を修められているそうで、御母堂様もやはり日本語は達者であるのだろうと推察。日本人以上に日本人のようなもの静かなマダムで化粧品は資生堂の「美白」をすすめておられた 。日に燦燦とあたり 、しみ・そばかすなんて顔のオプショナル・・・なんて思っているのは、もってのほかのようだ。笑
と、話がそれたが、以前マダムがニューヨークへ行かれた際、念願の「日本の色辞典をみつけたのよ」といって見せてくださったことがある。
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%89%B2%E8%BE%9E%E5%85%B8-%E5%90%89%E5%B2%A1-%E5%B9%B8%E9%9B%84/dp/4879405493日本には美しい色の名前がこれほどまでにあるのか!と感動したことがある。
ところで、この夏、友人夫妻と食事をしたさい、目ざとく彼女のバッグをチェック。どこで買ったの~?!と聞くと、日本の友人が作っているんですよ。ちなみにこれ、畳の縁なんですよ~と教えてくださった。ちなみに「たたみべり」と読む。
畳縁はいわゆる畳の額のようなもの。「畳表の角の摩擦を防止」したり、「畳と畳の間の隙間を埋める」役割があるけれど、色や柄で部屋の雰囲気が大きく変わるので、地味であってもやはり目立つ。私好みの地味派手なんだわ~。ちなみに最近では、プラスチックを再利用した環境畳縁というのもあり、ここでもエコが取り入れられているわけ。
調べてみたら、日本で流行しているのね。でも作れそう。こちらは縁テープ、取っ手にテキストブック。
http://item.rakuten.co.jp/ky-kanariya/c/0000000654/テープのはぎ方も縦にも横にも使え、落ち着きのある風合いでモダンなバックが素敵。
・・・というわけで、私も友人の御友人にバッグを頼んでしまった。母も欲しい?と画像を送ったら、「いらない」と一言。でも現物が届いたら「こんな綺麗なバッグ見たことがない!」と感動していた様子。やはり近所でも縁バッグを持っていた方がいたようで、聞いたらデパートで購入したとのこと。嬉しい~。はじめは黄緑色と聞いていたけれど、この和色大辞典によると、「薄青」か「千草色」に近いかな。イタリア語だと表現できないな・・・。
これで、日本の和の色合いを利用し、売り出したら、絶対ミラノでも売れると思うんだけど・・・とついつい、仕事につなげてしまう私は現金?!

