ついにITAMA3年度目の授業が始まった。
地域の外国人ママ達にイタリア語を教え、子供の学校での文化の違いやらしきたりなどを教えていけたら・・・といって数人のグループではじめたItaliano per le mamme. 略してITAMA.。1年目は、単に教師側の友人と生徒である日本人母子とのコミュニケーションやら文化的に疑問に教師が感じるものを、友達として助けてきただけだが、昨年から本格的にベビー・シッター要員としてメンバーになった。
そして昨年からOnlus(非営利団体)となり、今年からは生徒達からはお金を取らない。がはっきり言って運営費を捻出していくのは、かなり厳しい。教会がバックだったりすれば、寄付金も集まりやすいが、そうでない場合は税金が控除されるとはいえ、なかなかどんとお金を出してくる人さえ現れない。校舎は無料で借りているので、教科書代、子供の保険料云々年間5-600ユーロあれば、なんとかなるのだが、たかが5-600。されど5-600。現状は苦しい。資金集めと国際交流の一環として、外部を巻き込みお料理教室など何かイベントも組むべきか。
さて、今年はよりよい学校運営が出来るよう、9月早々から何度もスタッフが集まり、申し込み準備に向けてきた。ありがたいことに、今年は60 名もの応募があった。そのうち、子供は20数名。まだお腹が大きい方も数名おり、産後3ヶ月くらいからお願いできるか?という事だった。今まではアラブ系と日本人が占めていたが、今年はそこにちらほら、ちがった国籍が増えてきており、今まではいなかったスリランカ人やフィリピン人もちらほら。
国籍柄といってはなんだが、言葉が出来なくても、すぐに仕事をしなくてはならない人もいれば、アラブ系のように、生活は決して楽ではなくても、女性は働かず家にいる。という国民もいる。日本人に関しては、ほとんど駐在員で、また生活レベルは他の人たちとは違う分、理解してくれないスタッフも以前はいたが、日本人とはいえ、必ずしも皆生活が楽ではないということが分かって きたようだ。
とにかく、私はベビー・ルームに関しての事しか分からないが、新生児から保育園・幼稚園就園までの子供を預かる。もう忘れてしまった乳幼児の感覚。今年は小さい子も多かったので、なんとかやりくりすれば20人全員みれるのではないか?と提案したが1対多数で却下された。マックス12名。それ以上はムリ。たしかにシッターは水曜日は4人。金曜日は5人。当日だれがどうなるかは、保証できないし、子供のほうに問題があれば、その子にかかりつきになり、他の子に目が廻らない。確かに100%できるとは言い切れない分、自分たちよりも子供の立場を考えれば、多くは取れないし、せめて15名くらいにしてほしかったが、私一人の力ではどうにもならず。
書くと長くなるので割愛するが、初日に来校した日本人5人、エジプト人5人、スーダン人一人、チュニジア人一人を全員受け入れた。その後、昨年もちょこっと来たり来なかったり、昨年の時点で本来幼稚園に行っているはずの、何か問題があるモロッコ人の女の子がやってきた。すでに4歳で指定外の子供であったが、今年はミラノは公立の幼稚園はどこもいっぱいで入れない子もあふれているのだと聞く。とりあえず空き待ちの状態だとかで、それまでは受け入れてあげましょう、とそういうところは寛大なイタリア人。でも以前からその子の言動にはきになるものがあった。たぶん、家庭内の問題もあるのかもしれない。まわりに暴力をふったり、暴れる事があり、彼女には一人特別つけないとまずい。
昨日授業初日。やはり上記モロッコ人の女の子は暴れた。そして、クラス発表と本来子供のくじ引きをする日に来なかった人が来校。理由を説明し、ウェィティングとしてもらった。授業が始まった1時間半後にひょっこりやってきたアラブ人女性。二人子供を連れてきている。この時間にはもうムリ、と断ったが、電話をしておいた、という。仕方なく子供を預かったが、いきなりパーキングのように置かれていった子供達は、もちろん泣き叫び。初日にきていたアラブ人も何らかの理由エジプトに2ヶ月いってしまったというので、すぐにポストを開け、一番目のウェィティングの人に電話したが、答えたのは、夫らしき人。「自分は子供の親だが、その女性の夫ではない。」という。あーアラブの世界は想像を絶する!!
そして、へんな形でお断りした日本人の方には、しこりが残ってしまってはいけないと、思い電話でフォローした。非常に神経を使うスタートとなった。
とはいえ、今年は、全く母親から問題なく離れられ、笑顔を振りまいてくれる子も多く、はらはらしつつも、希望をもって進めそうだ。子供の笑顔の力は凄い!
