イタリアの学校事情 9-10月 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

先日イタリアの学校にはBidelli(用務員)が多いと書いた。

次男に「ママ、何の仕事しているの?」と聞かれ、イタリアに住む、子供が小さくて、出歩けず、生活にも苦しい外国人女性を助けるために、子供を預かってイタリア語教室をやっているのだけれど、そこのベビーシッターをやっているんだよ、と話すと、なんだ「Bidellaか・・・」の一言。なんだかな・・・。でも私たちは奉仕だし、ずる休みもしないし、神経も結構使ってるんだな。爆

ここの所、現地校は新学期。補習校は9月から2学期という事で、毎週授業参観やら学級懇談会、個人面談などが続いている。

新学期が始まると、まずは、クラ スでの保護者の代表を選出する。日本だと立候補・推薦、くじ引き、どうやって決めるのだろう?ちなみに補習校だとはじめは何気にきまり、年を追うことに、生徒・保護者数も減っていくので、あとは順番。兄弟がいる人も多いので、皆他の兄弟の学年とぶつからないよう、やりくりしているようだ。

そして、現地校。まずは立候補が多い。でも中学、高校となるほど、親は嫌がるので、半押し付け、または仕方なく立候補という形になりがちだが、いずれにしても、投票制。そしてそのためには最低2人の候補者と選挙管理人を決めて投票。投票後の資料も細かく記入しなくてはならない。イタリアって変なところ生真面目なんだな・・・。

子供に関わる事なら、親は時間の 有無に限らず協力的かと思ったら、それはやっぱり親や子供の年齢にも寄るんだな。かといって、高校生になってまでも、子供の宿題を子と細かく把握している人も多く驚いた。そんなのって子供の問題では・・・と思っていたのだけれど。私が放任なのか?

3人子供がいて、現地校、そして補習校に通わせていると、毎年誰かしらのクラスで何かしらが廻ってくる。考えてみれば、結局毎年何かをやっていることになるんだな。あー役員スペシャリスト!

今年は手のかからない補習校中3で役員をしているが、現地校では、役員になってもイタリア語では議事録がかけないし・・・などという理由で逃げているが今年は危機一髪ばかり。次男、小2では学年末のフェスタを手伝う、 クラス費などを集めると約束させられ、学級委員は免れた。長女の高2のクラスでは、学級委員などできるはずがないのだが、あまりにも役員会の出席率が悪く、選挙管理委員として2時間半拘束させられた。他のイタリア人のように、子供をおあばあちゃんやシッターに預けられるわけではあるまいし、子供達はどこで何をやっているのか、やっぱり放任・・・。あ~

そして、イタリアの中学、高校は日本同様、担任以外に、各教科の先生が、授業を教えるので、学級会以外に、各教科の先生との合同会議も毎学期行われる。さすがに、それは30分とか1時間と時間が決められており、各々の先生の年間プログラムやらクラスの様子などが聞かされるのであるが、イタリアの学校の先生というのは、ほとんど女性。なぜか南イタリア出身の人が多いのだが、長女の高校の先生たちは出身地は分からないが、インテリ集団で、生徒の良いところを引き伸ばすというよりは、欠点ばかりをけなす人が多くてびっくり。学校によっては、外国人の差別のひどい先生もいたりして問題になったりするとも聞いたことがある。とにかく、学校のレベルに達しないものは(かといって偏差値があるわけでもなく、その基準がよくわからず)やめて欲しいとおもむろに言われるし、留年どころか追い出された友人の子供達もいる。以前にも紹介したことがあるが、「勉強しないものは、学校に来るな!」という主義らしい。厳しー!!

それにしても、この9月から子供達の各学校、補習校での面談、懇談会があり、親としては、三人三様、かなりきつい事(勉強に対し)を言われめげている。まあ最終的には、本人の問題なのだけれど、親も神経図太くなくちゃあいられないと思うもの。

ゆとりを持って生きるために、心豊かに生きるために「醒めた目と温かい心」は持ち供えたいもの。子育ても同じかな。親が先生の一言で、一喜一憂していては、振り回されるだけ。厳しい21世紀を生きる子供達に、いかに自信を持たせる事が大切か。

「あなたはあなたでいい。」結局はこれなんだろうなあ。子供の成長と共に、親の愛も成長しなくてはならないかと自覚。