大安吉日 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今朝友人の結婚式があった。 

とはいえ、コムーネ(市役所)での手続きのみ。 
お二方の世話役というか、結婚手続きの承認を頼まれていたが、来月は夫の出張が多いため、9月中に何とか頼みます・・・とお願いし、大安吉日の今日(9月29日)、朝一番にコムーネにて、朝一番の式が執り行われた。終了と同時に、夫は電話が鳴りっぱなしだったし、直ぐにローマへ出張。うちうちのお披露目も夫の仕事が落ち着く11月にして頂き、逆になんだか二人には気をつかわせてしまった。 

もともと新郎は夫の友達。在欧州20年以上、♪包丁い~っぽん。さらしに巻いて~ の板さん。日本料理ひとすじ、頑固おやじじゃないが、非常に人当たりのよいフレックスな方。ここ数年、我が家がニースに出かけるときは、現地で合流しては、よく美味しいお店を紹介してくださった。誰かいい人いませんかね・・・・聞かれることなく、おせっかい根性がうずき、人の事が気になってはいた。 

そして、新婦は夫の会社の社員。やはりいい人なんだけど、誰か彼女にいないかしらね・・・と気になっていた。 

あの二人どう思う?合うと思う?勝手に仲立人よろしく人のことを考えていたのが、去年の夏。それでも紹介し、どう動くかは、彼らの相性にもよるもの。そしてついにすっかり忘れていたが、お呼びがかかったのが、今年の4月・・・もしや・・・と思っていたら、「とりあえず付き合い始めました。」というご挨拶だった。そうなんだ・・・逆に、意外で驚いちゃった。笑 でも万が一結婚に発展することがあるとしたら、押さえる点はね・・・ちょっとだけ彼女に伝えた事があった。まあその内容はいいとして、でも彼女も結構それをネックだと思っていたらしい。ふたたび連絡が入ったのは、この6月の南仏の旅行中の時。突破しました~!!ということだった。いよいよ結婚ね~。という ことで、あとはとんとん、リズムに乗ってきた様子。 

いや~人の人生ってわからないもの。長く付き合えばいいというわけでもないし、迷い迷って違う方向に行ってしまうこともあるかもしれない。すべてタイミング。そして、それはよくも悪くも、運命というか、生まれたときから定められていた道かもしれない。どう歩むかは二人の努力次第だし、ある意味神のみぞ知る道かもしれない。 

いずれにしても、今朝は晴天に恵まれた。「この人、雨男なんですゥ。」でも今日は、お天道様も彼を裏切った。しかも、なんといっても、新婦はステキな着物姿だったし。場所はドウモ脇のパラッツオ・レアーレの結婚の間。 

我々夫婦が承認をするのはこれで2度目。夫は他にも個人で数回しているが、一組のみ離婚。あちゃー。まあ申し訳ないけれど、初めてあったときから、この夫婦は合わないな・・・・というものがあった。やはりイタリアで結婚。新郎のほうはとっとと帰国し、別の日本人女性と結婚してしまった。 

縁起でもない話はよしとして、女性の職員が、普段着の上にイタリアン・トリコローレのたすきをかけて登場。ピサピア市長の登場を期待していたが、それはなかった。なんだ・・・ 

それにしても、結婚までの準備は、日本での婚姻届を出せばおしまい!というのとは、違う。まず市役所に行き結婚の申請をすると、市役所の壁に「名前と住所、生年月日、職業」が書かれ、○○と××は結婚するという意思が公示される。そこで、とんねるずの「ねるとん紅鯨団」(古くてすいません!)の告白タイムのように「ちょっと待った~」がなければ、OKというわけ。 

新郎・新婦と私たちの身分証明書を提示させられ、書類作成。日本と違うのは、サインする欄に、結婚後の財産を共有するか、別々にするかということ。こちらは、相続するにも税金がかからないから、日本のように、遺産が入っても、税金を払うため、家を売らなくては・・・なんてことはない。 

というわけで、結婚式も無事終了。カメラマンが写真をばしばし撮ってくれたが、そのうち、いいものを10数枚選んで送ってくれるという。もちろんCD付きにしてくれるそうだが、その場で現金徴収。100ユーロ超えていたはず。へ~っしっかりしているもんだね。 

それにしても、夫の会社は昨年当たりから結婚ブーム。今週の土曜日にも一組結婚される。結婚相談所されたらどうですか?と冗談で言われてしまった。 

最終的には、巡り廻って出会った二人。良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も、共に歩み、他の者に依らず、死が二人を分かつまで、愛を誓い、妻/夫を想い、妻/夫のみに添って生きて頂きたいと願ってやまない。どうかお幸せに!