ローマの休日 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

長女が友人と海に出かけて行ったので、その間長男と次男を連れてローマへ旅行へ出かけていた。

ローマは93年より7年住んだ町。もともとは、夫の駐在で渡伊した。当時は子供はおらず、語学学校へ通ったり、デザイナーの専門学校へも通ったりと有意義な生活をしていたが、気づくと既にミラノの生活の方が長くなった。どちらの方が好き?とよくきかれるが、子供の有無、仕事や生活パターン云々によって環境があまりにも違いすぎてなんともいえない。ただ、ローマはカオス。

あっけらかんとした天気のよさ。おせっかいなくらい人のいいロマーニ。(あれが嫌で嫌でたまらない時期もあった)乱暴な運転の車やバイクの合間を抜けながら悠々と歩いて道路を渡れなければ、ローマでは生きていけない。猫のように、道をちょろちょろ渡り始め、進もうか、戻ろうか躊躇しようものなら、すぐにはねられてしまいそうになる。笑(毎月、日本人のツアー客の交通事故は数多いという)そんなローマに6年ぶりに戻った。

以前はユーロスターと呼ばれていた、フレッチャ・ロッサに乗り3時間半。快適な旅であったが、テルミニ駅に降り立った瞬間から縦・横・斜め, 秩序なく人が湧き出てきて、まっすぐ歩けない。仕事中なのか、散歩中なのか不明なカラビニエリあり。同僚のお迎えなのか、アジア系、アフリカ系のシスターあり。おーこれぞローマ。さすがにミラノの中央駅では見かけない風景だ。

夕方6時過ぎ、テルミニ駅の前は、観光客、帰宅途中の人々でごった返し。何で常にこんなに車も多いの?!しかもスピード出して、維持でも人を通らせないぞ!といったタクシーあり。こえーこれぞ、ローマ。
I'M BACK!! 
生命力あふれる町ローマ。いきなり、わくわくしてきたのは隠せない・・・続く。