今度は海 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

さあ、海だ!山だ!出発だ!
常に夫のいきなりの号令とともに、我が家は旅に出る。
とはいえ、常にせっかち旅行。なんせ、休みが取れないという事もあるし、一箇所にゆっくり…という事が仕事上の影響か常にない。パパと出かけるとどうも疲れるんだよね…といいつつ、家族がついて行くこの夏第2段の小旅行。プチプチばっかりで、ビニールのプチプチか?!って大笑いしたのは私だけ?

さて、今回は、南仏のジャン・レ・パン。ニースとアンチーブの間にある岬で、街は小さく、すぐに住宅街となる。

午後遅く海に行って、子供達だけ小時間のみ水遊びしたが、既に水が満潮になりつつあった。また、ホテルにもどってプールで一泳ぎ。空気はさらっとしており、先週のメラーノとは、まったく雰囲気は違うが、心の圧迫感が全くなると、あーやっぱりヴァカンスも必要…と実感。ロゼワインがこの空気にめちゃくちゃあうんだな。

夜食後に海辺を歩いていると、手作りの屋台がズラーっと並んでおり、一軒一軒チェック。私好みの手編みのアクセサリーやら水着、チュニックを発見。「私が作ったんです。」と店主。ふと顔を上げると若い女性。英語で会話したのだが、彼女はルーマニア人でこの時期2ヶ月間だけ、この屋台に参加するためやって来るんだそうだ。ミラノのクリスマス前の職人芸の見本市は、もっと規模が大きい物だが、世界中から出展者がやってくる。とはいえ、出展料、その間の滞在費云々を考えると決して儲かる話ではないのだが、とにかく出展することによってチャンスを狙っている人もいれば、今回の私の様に喜ぶ客も多少はいることが、彼らを満足させるのだろう。「このジレは私が編んだのよ」と自分の着ていた物をみせると、そうなの~と話が盛り上がった。彼女のHPがないかどうか聞いてみたが、今はないという。でもFacebookで写真は公開している、というので、じゃあ私と同じねってことで名前を教えてもらった。ついでに、彼女の作品の指輪とチュニックを購入。糸代とかかった時間を考えれば、決して高くないし、お店でその値段は無理。自分も作るからこそわかる、手間とよい仕事をみて参考にしたいと思った。

ホテルに帰りがけ、ハーゲンダッツを発見。覗いてみたら、グリーンティー・フレーバーがあるじゃないの!しかも、グリーンティーwithハイビスカス。何それ?と思ったら、ラズベリー風味がチョッピリまざったもので、甘酸っぱさとクリーミーなそれでいてさっぱり系の抹茶。ものすごい幸せな気分になった。私って単純?!