ミラノ市長選 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

この週末(5月15ー16日)ミラノでは市長選及び地区選挙が行われる。

次男の通う小学校は、地区の投票会場となっているので、金曜日は、午後2時半には下校。来週、月ー火曜日も投票のため休み。学年末までもう一ヶ月を切ったと言うのに、来月始めには、建国記念日による祝日あり、長い地獄の夏休みの前に、これでもかっ!と休みが入り、もううんざり。

さて、この選挙、市長には、9人の候補者あり。現市長モラッティ女史も続行の意思を表明しているが、昨年MiJapanでは、桜・もみじプロジェクトで植樹にきたモラッティ市長の右腕でもあるマンフレッディ・パルメーリ氏もいる。とにかく、あちこちにポスターあり。
http://elezioni.comune.milano.it/candidati.html

それとは別に、ミラノを9つのゾーンにわけ、我が地区の「7」も続々候補者が出てきている。ママ友2人に、次男のクラスメートのパパさえいる。ママ友に関しては、一流大学を卒業しつつも、仕事をしていない専業主婦。とはいえ、学校関係どこでもでてくる二人。特に、教育関係、環境関係にはうるさい。たしかに、イタリアには問題が多すぎる。

一流大学を良い成績で卒業しても職がない。仕方なく、親と同居で親から小遣いもらいながら就職活動し続けて早数年ってのや、コネ持つそこそこ金持ちのご子息たちはいざ知らず、コネもなけりゃ金もない。あるのはおのれの頭脳のみ。そういうのは、そそくさ、祖国へ見切りつけて海外へ。

それに反して、手に職なし、教育も受けてない、生きるためならなんでもやりまっせー的な移民がどっと入ってきて価格破壊で単純労働は持ってかれ、専門職の移民がイタリアの方が祖国より賃金よいからとやって来て、イタリア人よりはお安く仕事を請け負ってくもんだから、手に職あるから安泰なんて思ってたイタリア人たちをも脅かしてるのを見て、ほんと、どうなってしまうのでしょう…と思ってしまう。もちろん、ここで育つ我が子とて同じ。イタリア語できます。日本語できます、くらいじゃあどうしようもない。

そんなこんなな社会不安のあるからか、立ち上がる市民が多いのはよくわかる。それに、イタリア人デモや訴えるの好きだし。笑

立候補者やその関係者から電話がかかってくるようなこと(日本の何処かの政党のように)は、一切ないが、街のピアッツア、メルカート…人の集まる所に、候補者が立っていることが多い。毎日、公園でも候補者の友人が回って歩いている。「ごめ~ん、でも私ここでは選挙権ないのよ」「何年ミラノにいるのよ。ないはずないでしょ」etc. だからね…毎回同じことを説明しなきゃいけない。EC圏内の人間ならば、在ミラノ半年以上で、レジデンツア(居住登録)があるものなら投票できる。じゃあ、他の外国人には、不公平じゃないの?よくいわれるが、でも私たちに、投票権があれば、中国人やアラブ人がミラノ市長になる可能性だってでてきちゃうのよ、それでもいいの?というと、あっそうか…と皆納得する。

いずれにしても、政治は、市民が参加するもの。彼らの活動をみているとつくづく思う。より良い街づくり。お偉いさんだけで勝手に作るもんじゃないでしょ。

ミラノが変われば、イタリアも変わる。

何処かの政党が謳っていた。

ミラノは新しくなるのか、期待してみよう。