一難去ってまた一難 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


『一難去ってまた一難」
一つの災難が過ぎてほっとする間もなく、また次の災難が起こることを言う。

私の場合は、「災難」というよりは、難問、難題、いや~これはミッションかな?がやってくる。宣教ではない、ミッションね。笑

チャリティのコンサートが終了し、ほっとしたのもつかの間、今度は6月初旬に行われる次男の小学校の学年度末フェスタのしきり・・・。もちろん、これはPTAできめることなのだが、360人いる児童の中で出席した保護者は15名。学級委員は義務にも関わらず、数えるだけの学級委員の出席率。わが次男のクラスの学級委員はなぜか私にデレガ(委任状)を託し、すべての権限を私に託すといってきた。なんで私?!私、ガイコクジンネ。イタリア語、書ケナイ、読メナイアルヨ・・・。言い訳したが、他に頼める人がいないと両手を合わせて頼まれ、しぶしぶ出席・・・

な~んだ、知った顔ばかり。まっそれが常にツボどころか、滝つぼにはまるしかけになっているんだな。私が誘ったクラスメートの母親は2人とも、来なかった・・・が、別の2人が意外にも来ており、ラッキー!!と思ったら、途中で帰っちゃった。ちっ。

今後の予定、役柄設定、クラスへの指示・・・などなどメモる。私がクラスの保護者に連絡してしまうと、茶壺に追われるどころか、ドツボにはまってとっぴんしゃん.!抜けた~ら、 どんどこしょ!(長い!)になってしまうので(その夜に、それは本物の学級委員にメールでみんなに連絡しておいてね!と念を押す。)

フェスタ当日としては、昨年も盛り上がったペスカ((おもちゃの)魚釣り)の担当が足りない・・・と司会者のマリアが私の目を見て訴える・・・ゲゲゲ・・・それって私に言ってるの?!誰も答えないから、21世紀少年の友民党ロゴのごとく、人差し指を立てて『ファッチョ・イオ」(私がやります)と答える。「お~T子!!私たちのグループにようこそ!」ってITAMA(イタリア語ボランティア)のメンバーである、ラウラやシルヴィアがゲラゲラ笑う。またはめられた・・・なんだかんだいっていつも彼女たちに振り回され、気づくと地域の問題に走り回るママ軍団の仲間にいれられている。あちゃ~。

今日公園で子供を遊ばせに行くと、彼女たちと一緒になった。話題は学年末のフェスタの役割。日本ではどうかわからないが、こちらでは毎年、同じメンバーが前向きに、損得勘定なしに、そして何よりも喜んで、仕事を引き受ける。それをでしゃばっているという人たちはいないし、だれもがそんな風にとらえず、逆に何もしない人をとがめることもない。自然体でいいな・・・でも手伝うならせいぜい掃除くらいね、の心が彼女達につかまり数年間、やっかいでありつつも喜びのおすそ分けをしてもらっている感じ。

そして、ついに仲間の一人が地域の市会議員として立候補することになった。彼女になら地域を任せられるかもね、と今日話したのだが、バリバリの共産主義者。う・・ん、それもどうなんだろうな・・・と悩むところ。

明後日から11日間に渡るパスクワ(復活祭)休みに突入。またまたおさんどん生活。今のところ、旅行の予定もなし。それでも補習校はある。今後、次男の歯の普通の治療と矯正治療、そして目がどうも悪いらしくその検診が入る。そのせいなのか、別問題なのか、イタリア語の読みに問題があるとかで、休み中に復習、特訓しないといけない。

休み明けには、フランス人の折り紙教室第2弾、そして、また子供たちのコーラスを含むコンサートが一つ。私のミッションは続くが、すべてミッション・ポッシブルのはず。

できない→やらない→わからない・・・の「負のスパイラル」だけは避けたいもの。

まーそういうことばかりしているから、出る杭はなんとかやらで、ケチつける人もいるんでしょうね。悔しかったら、メンバーに入ってみる~?!爆