四旬節 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


今日からミラノも四旬節に入った。

本来ならカルネヴァーレで大いに盛り上がってcarnem levare!(carne vale(肉を控える、肉よさようなら)といきたかったが、不景気で人も少なく、しょぼいセッティング・・・加えて日本の災害・・・気分が下がったまま、四旬節になってしまった。

今朝、ミサに出かけた。四旬節になると、教会の司祭服は紫色になる。第2朗読前のハレルヤも歌わない、などの特色がある。金曜日もミサが行われず、かわりに『Via Crucis(十字架の道行)』が行われる。

今朝のミサでは、やはり共同祈願では、日本に捧げる祈りがあった。平和の挨拶の時も、日本では手をあわせて、互いに頭をさげるだけだが、ミラノでは互いに握手をする。普通は前後左右の人くらいしか握手しないが、私を日本人と認めてくれた人は、わざわざやってきてくれては、握手を求めてきた。言葉にはなくとも、『あなた方と共にいる』といってくれているようだった。人の温かみを感じる。

午後からは、聖アンブロージョ教会にでかけた。今年のパスクワ(復活祭)、またはその50日後に来る聖霊降臨祭にて洗礼を受ける成人の『志願式』というのが行われたからだ。私も5年前に洗礼志願者として出席した。毎年志願者は100人を超えるが、今年は140数人いたという。そのうち、外国人が90数名。イタリア人が50数名。ミラノ教区だけの話だから、毎年なんだかんだいって、カトリック教徒になる人もいるのだという事実。その中で日本人は3人いた。

昨日、ミラノの大司教より、日本で親類が災害に遭ったという方は、直接会いたいので、名乗り出てほしいという連絡をもらった。ミサの最後でも、日本の災害に対する哀悼の意が述べられた。志願者のみが大司教より祝福を頂けるということだったが、近づいていくと、手を握って挨拶してくださった。毎回お会いするたび思うのだが、日本の七福神のようなぷくぷくしたお方。手もぷくぷくだった。笑

それにしても、日本の映像を見続けて、やはり同郷のものとして心が晴れない。食欲も出ない。それでいながらも、困難の中でも、忍耐と希望をもって立ち向かう姿に逆に勇気づけられる。がんばれ、ニッポン。弱さの中にこそ、神様の力が発揮されるような気がする。

こちらは元気の出るつぶやき集。
http://copipe.cureblack.com/c/23357

日本人であることに誇りをもちたい。