高校生の頃、健康診断で、脊柱側湾症と診断された。正常な脊柱は、正面あるいは背面から見るとほぼまっすぐに伸び、横から見ると前後にカーブしている(生理的湾曲)。この湾曲が異常であったり、脊柱が側方(横)に湾曲したりすることを脊柱変形というらしく、即地元の大学病院のリハビリセンターでの矯正が始まった。どれくらい通ったのだろう。記憶になし。中高とバドミントンをやっていて、2年間運動なしの生活があったけれど(その時期が生涯で一番肥っていた。)その後は、スポーツクラブへ通ったり、何かしら体は動かしているが、その後側湾を指摘されたことはなかった。
ここ数年、次男を産んでからだから5,6年、毎年ではないのだけれど、冬から春に向けて、たまに右目の上、特に眉の上がガンガン痛む。ひどい時は、目もあけられない。朝起きて、しばらくしてから始まり、夜には収まるのである。
何が問題なのだろう・・・副鼻腔炎か?偏頭痛か?昨年、あちこち調子が悪がっていた夫に日本人の整体のかたに来宅してもらい、ついでに私もみてもらった。私の背骨を触った途端に例の脊柱側湾を指摘された。骨盤につながる背骨(脊柱)下から数本目?がねじれながら横に湾曲しているようで、体でバランスをとろうとして、最終的に目の神経に支障が出てしまっていたというわけ
。
考えてみると、一番初めにこの痛みが出たのは、次男が3,4カ月の時。スリングで抱いて出かけていたので、そのひもの重みが体に負担をきたしてしまったのだと思う。そして常にこの時期に起きるというのは、やはり寒さで姿勢が悪くなったり、歩き方に問題があるのだろう。
以前ヨガのクラスで、歩き方や立ち方に関し、矯正体操をしたことがあったが、そういうのは、一回や2回やったらからって治るわけじゃないんですね。
側湾の程度によって違いがあるが、体操療法、電気刺激、メラトニン(ホルモン)療法などや装身具をつけた治療もあるらしい。私は多分、体が縮こまると、神経に刺激してしまうのだろうけれど、体操の範囲で体を伸ばすようにしていると、痛みもすっとなくなる。
ところで、太極拳を初めて3年目。太極拳のクラスは準備運動にもかなり時間をかける。太極拳は深い呼吸と共に、意外にも体全体をよく動かすもの。腰を軸に体の屈伸運動てきな動きが多く、ばねのようなしなやかな体が求められる。なので、意外に準備運動にもたっぷり時間をかける。
ここ数週間、マエストロがとりいれた準備運動は棒(竹竿)を使い、体をほぐすもの。両手で棒をつかみ、前から上にもちあげ、そのまま後ろに回す。棒なしで腕を回すよりも、肩甲骨が固定され、逆に奇麗に腕が動く。先日のレッスンでは、私だけ短い棒を託された。簡単な楽な練習はいけないぞ!ということらしい。笑 また案山子のように、棒を肩にかけ、体を左右ねじる体操はかなりウエストも絞られる。
時間がある時は、箒の柄でもって家でも練習しているのだが、これが背中に非常に気持ちいい。前記のバンザイ状態は背骨も延ばされるような感覚がある。よくヨガをやると背がのびたように間違えられる人がいる、というのは、やはり背筋がのびるからだろう。一定の年齢からは、身長はのびないでしょう?
この、体操、どこから来たものか・・・と調べていたら、ヒットしたのは、日本杖道会の大里耕平師範が考案したものだとか・・・?!
でも別にやろうと思えば、特別な考案というほどのものではないんじゃないの?という気が。
東洋医学の専門家にして、神道夢想流杖道 免許皆伝
一心流鎖鎌術 免許皆伝 全日本剣道連盟杖道 教師八段よく理解できないけれど、すごい人らしい。
居合道をはじめ、「杖道」というのが、他の剣術とどう違うのかさえ、わからず。
今度、太極拳のマエストロに教えてあげよう♪日本では「ぶら棒体操」っていうらしいですよ。って。絶対Bravo!かって聞くよね。ぶらぶら棒をふるから・・・って「ぶらぶら」という擬態語をイタリア語で説明する方が面倒っぽい。笑
いずれにしても、体がすっきりします。お試しあれ!
http://www.youtube.com/watch?v=fLzHP16FEMY&feature=player_embedded